お出かけその他
早稲田駅(メトロ)から徒歩2分(110m)
早稲田駅にわりと近い裏道に 曹洞宗のお寺としては やたらモダンな、言い方を変えると一見民家風な佇まいで目にはいってきます。 建物の歴史は分かりません。 でも、創建は古く寛永6年 山の手33観音霊場の第12番。 徳川幕府の海軍総裁だった矢田堀鴻の墓所。 西側墓石の列に立派な墓碑があり 石碑の上部の大額には 勝海舟の筆で〝矢田堀鴻墓碑〟とあるので それなりの関心が強い人にはお詣りの値打ちはあります。 ちなみにこの墓の人物については 新田次郎文学賞受賞の「群青」で描かれているので 歴女さんは読まれると良いでしょう。 そして興味深いのは門前片隅にある 数体の石仏地蔵で 中にシャモジを持って笠をかぶった珍しい一体が目につくはずです。 これは正面からは見落としがちですが 裏側から見ると男根の形に作られていて その昔、早稲田の地名の起源通り 田圃の多かったこの地に実りを祈願した名残りだろうと想像できます。 決して卑猥ではなくて むしろおおらかな信仰の姿を見るようで 田圃がどれほど大事だったかまで想像できる光景になっています。
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