東京大学医学部附属病院

・待ち時間 ☆3.8→さすがは名のある大病院。他の病院だと2～3時間待たされるのは当たり前なのに、基本的にはスムーズ。

・医師、看護師の対応 ☆3.5→人間なので様々な人がいるが、他の病院の医師、看護師のほうがもっと偉そうだった。

・入院食 ☆2.0→味は悪くない。ただ、同じようなメニューが続く。消化器内科だと、主食はお粥。白飯は出ない。

・病院内設備 ☆4.5→売店、コンビニのみならず、大手レストランや床屋があるのが嬉しい。

・アクセス ☆2.5→東京メトロの駅から離れている。バスも通ってはいるが、運転範囲が狭すぎ。

以前、ここの入院食と言えば、1～2週間同じローテーションでメニューをまわすうんざり入院食だったが、そのローテーションがなくなり、ちょい豪華になった気がする。

別の大きな病院からのススメでこちらに入院しました。
1日に何人もの先生が具合を聞きに来てくださるので、安心して過ごすことができます。
ただ、駅から病院まで距離があるので、無料の送迎バスでもあると便利なのになと思いました。

入院患者のための談話室に行くと、目の前に不忍の池が広がり、その向こうにはスカイツリーがにょきっと立っています。スカイツリー見物の意外な穴場と言えましょう。
日がな一日スカイツリーを見ていると、遊覧の飛行船が近づいてきたり遠ざかったりを繰り返していることが観察できます。
これは15階の精養軒でも同じ。ここは誰でも入れるのでおすすめです。
中庭部分に立体駐車場があります。
ここに入るために、非常に狭い通路に車を走らせるので、教習所を思い出します。幅広の車だと擦りそうです。

天下にその名をとどろかす病院であることは
いまさらいうまでもないところです。

かつてツレが突然の呼吸困難に陥り
救急車で運ばれたのがこの病院でした。
当直医のドクターが幸いなことに呼吸器の専門医だったため
事なきを得て、半月足らずの入院ですみました。

その時のこと。
治療にあたって下さったドクターが
廊下で不安な思いで待っていたわたしに
幾度も声をかけて下さり、不安を取り除いたり
ツレがデーターを読めるわけを尋ねられたり。
その方の知識を持っているなどと
不安を覚えながらわたしも答えるなどし
ちょっとした雑談で気を紛らせていただきました。

その当時はまだ、今のように新しい病棟ではなく
見舞いに行って病棟内に入ると
すこしばかり気が滅入る古い建物でしたが…。
でも
担当医も看護師もそれぞれ穏やかで
気遣いの良い方たちでしたので、
身内にとっては
とても心強かったものでした。

大いに感謝しています。

古いと言えば
歴史を感じる古い外壁などが残っていて
その外壁の上の方にあるレリーフの一つは
知恵の神といわれるフクロウ。
蛇が杖に巻きついているレリーフは
ギリシャ神話にでてくる名医アスクレピオスが持っているもの。

叡智を結集して患者の治療にあたろうという
ひとつの象徴であるのでしょう。