「精神的に向上心のないものは馬鹿だ」の言葉で「K」を責めた先生は、もうその話はやめよう、やめてくれと言う「K」に対し、口先だけでやめても意味がない、「K」自身の心にそれをやめる覚悟がなければ、と責め立てます。そして「君は君の平生(へいぜい)の主張をどうする積りなのか」という責め句に萎縮したかに見えた「K」は、このようにつぶやいたのです。
「覚悟?」・・・(中略)・・・「覚悟ならないこともない。」
この「覚悟」とは、いったい何に対する覚悟だったのでしょう。実はここに至るまでの「K」の様子にも、自死へ向かう鍵が隠されていると読み取れます。このあたりに焦点を当てた
『こころ』考察本篇第4回(「国語力.com」)を、ぜひお読み下さい。
◇電話番号は以下の通りです。
03‐5805‐7817 「エキテン を見た」とお伝え下さい。
メールは「お問い合わせはこちら」よりお願いします。
カテゴリー別
日付別
概要
住所
東京都文京区西片2丁目21−12