言問学舎において「読解力をつける」授業が大きな成果を挙げている決め手のひとつが、独自の「読解シート」です。
文章(おもに物語)を読むと、読者の心の中にいろいろな考えや思いが浮かびます。正確には、その萌芽が生じます。これは百人百様のものであり、あらかじめ決められた問題に対して答えを見つけるという「テスト方式」では、対応できません。
テストの側が対応できないだけなら良いのですが、子どもたち(と保護者)にとって、学校で行なわれるテストは、避けることのできないものです。そして、☓をつけられ、それが数多く積み重なると、子どもは自信をなくしますし、場合によっては先生から、「文章がきちんと読めていない」という指摘を受けることとなってしまいます。
小学校高学年以上になって、受験が近づき、あるいは説明文・評論などの論旨を読みとることが求められる場面も出て来る年代ならば、「テストの○×」式に文意の読み取りの正誤を訓練することも、必要になります。しかし低学年では、文や言葉そのものの持つ力や楽しさにふれ、発想を自由に伸ばして行くことが、国語力・思考力を伸ばすことになるのです。考え方の道すじはその中で教えることに、国語指導の本義があります。
国語の嫌いな、もしくは苦手な子が多いのは、ここの順序が逆になっているためだと思われます。言問学舎独自の「読解シート」は、本来すべての子どもが文章を読んで感じる「何か」を呼び出し、まとまった文章思考の形につなげて行く、重要な導入の役割を果たします。このシートに気づいたことを書きこむだけで、はじめてでもきちんと感想文を書く子もいます。
「読解力をつける通信添削講座」では、このシートを郵送またはエクセルの添付ファイルでお送りした上で、お子さんたちが文章を読んだあとに感じたことを、書き出す仕組みです。さらに簡単な感想文を書いてもらい(「書き方の例」つき)、シートと感想文の両方にていねいに添削をしますので、お子さんの感じたことを引き出し、文章の上でひとつの考えとしてまとめて行く学習となります。
「読解シート」は、言問学舎ホームページより、「国語力」→「言問文庫」→「教材サンプル」へとお進み下さい。
そして『かえって来て、ねこ先生』のページが開いたら、「解答シートのダウンロード」をクリックして下さい。「教材サンプルの使い方」「原稿用紙」「読解のためのシート」(これが読解シートです)と、エクセルのシートが分かれています。「・・・使い方」に従って、どうぞお試し下さい。
※「一括ダウンロード」では、本文もあわせてダウンロードできます。
「読解力をつける通信添削講座」実施要項をご覧いただくには、おなじく言問学舎ホームページより、「ブログ」→「国語教育のあれこれ」→「国語力を伸ばすには」へお進み下さい。
◇電話番号は以下の通りです。
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