年年歳歳花相似たり。歳歳年年人同じからず。・・・毎年毎年、季節がめぐると、花は同じように咲くけれど、人は、その心のありようや姿かたち、あるいは人と人とのかかわりが、決して同じではありえない(花を見る人々が、前年と同じメンバーということはない)。
劉希夷という唐の詩人の有名な詩の一節です。私自身は、平成元年に亡くなられた歌人上田三四二氏の著書『短歌一生』で、はじめてこの詩句に触れました。
昨日、今日とセンター試験。「花」は受験終了後に咲くものですが、受験や子どもにかかわるなりわいをする身において、やはり毎年毎年の一大行事であるセンター試験は、年々同じようにめぐるものとして受けとめられます。そして「人」=受験生は、これも毎年、目標も資質も異なる顔ぶれが、けれども同じような苦しみをかかえながら、試験に挑みます。
振り返ると、毎年毎年、受験生たちの歩む道程は、それぞれ異なり(大学受験は、特にそうです)、そのすべてが違う一人一人にあわせて、指導を徹底してきました。もちろん、一つ一つの事例が真に十全の力を出し切ったものであったかどうか、顧みて向後の糧とするのに飽くことはありませんが、学力とともに努力(克己心)や精神力といった部分まで、受験という機会を成長の一過程と位置付けて、こちらの持つ全精力を傾けて指導してきたことには、ささやかな矜持を持っています。
今年の受験がこれからピークを迎え、また新たな年に向けて新たなスタートを切る方々と、より多くの出会いを結べるよう、静かに願うセンター2日目の今日、1月20日です。
〜国公立大学二次試験国語(記述)対策講座のご案内〜
国語力に定評のある文京区の総合学習塾言問学舎では、1月22日(火)より随時、東京大学をはじめとする国公立大学の二次試験国語(記述)対策講座を開講致します。
短期集中講座となりますので、通常の季節講習会と同じく、入会金は不要です。60分1コマの授業単価3,360円×受講時間数(原則1回2コマ)で、ご利用いただけます。お一人でお申し込み可能です(定員は3名です)。
昨年は東京大学の理系受験者が、本番で80点満点中50点をマークしました。文系・理系の別を問わず、最後の詰めのこの機会を、有効活用して下さい。
◇国公立大学二次試験国語(記述)対策講座
日程 平成25年1月22日(火)より 随時ご相談の上決定
講習費 60分1コマ×受講時間数(1回2コマ×日数)
講師 小田原漂情
※理系の方は、特に文章全体の読み取りから正しい解答を導き出すこと、文系の方は、特に第四問の文学・芸術領域の感性的理解について、解説を読むだけでは見つけにくい精髄の部分を、わかりやすく指導します。ご不明な点は、何なりとお問い合わせ下さい。
◇電話番号は以下の通りです。
03‐5805‐7817 「エキテン!を見た」とお伝え下さい。
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