いよいよ師走に入りました。三学期制の中学校では、週明け早々には、中3の受験生に内申点が内示されるはずです(地区・学校により、多少の差があります)。
ここで示される内申点で、高校受験の骨格を組み立てなければなりません。毎年毎年、二学期の期末から内示にかけて、もっとも気を揉み(合格発表日を除いて)、中3生の報告を心待ちにするのがならわしです。
予想より上がったと言って、予定外の日に満面に笑みをたたえて、学校から帰って来た女の子がいました。別の年には仲良しの女子4人、もらい泣きを含めて全員で大泣きしたこともあります。男子はおおむね、あまりうれしさも悔しさも見せないが、一人だけ、頑張ったのに少し目標に足りなくて、電話で泣いた子がいました。
この子たちはみなすでに高校を卒業していますが、送り出した生徒の人数の分だけ、この時期の、そして合格発表の日の思い出があるのです。
けれども今の受験生たちには、これからがまさに本番です。今年の受験が「思い出」になるのは、すべてを終えた春のことです。それまでは私も本人たちも、死に物狂いで全力を尽くさなければなりません。もちろん子どもの心は右に左に揺れるのが当然ですから、こちらが手綱を引き締めて、ゴールまできちんと導かなければならないのです。
今年も残すところ、あと1ヶ月のみ。また「待ったなし」の季節がやって来たようです。
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