国語の勉強において、なかなかお子さんたち自身やご家庭で勉強をすすめにくいものに「文法」があると思います。高校での古文の文法(古典文法もしくは文語文法)は、勉強すべき範囲の総量がほぼ確定していて、学校ごとにどのレベルまでやるか、という違いがある程度なのですが、中学校や小学校では、どこまでやるか、いつやるかということが、なかなか読めません。従って、親御さんが教えるにしても、何をどのように扱えば良いのか、判断がつきかねるところでしょう。
小学校高学年のお子さんは、中学受験をしないなら、まず「主語・述語・修飾語(・接続後・独立後)」という「文の成分」を、しつかり理解できるようにして下さい。受験をする場合、さらに「品詞(動詞、形容詞、形容動詞・・・)」の分類と内容、文の形(だれが、どうした/何が、どんなだ/何は、何だ の分類、または単文・重文・複文)を押さえておけばいいでしょう。受験する中学で「どこまで出るのか」の確認は、もちろん必要です。
区立中学では、基本的には口語文法の全範囲を勉強します。上記の品詞が11種類(10種類)すべて識別できるようになる必要がありますし、動詞、形容詞、形容動詞の活用と、助動詞、助詞の意味と種類まで、ひととおり学習します。ただ多くの学校で、テストで出題する時に、文法書(文法テキスト)の例題などで型どおりにやるだけで、その場限りになることがあります。一次的に、やたらに丸暗記するのでなく、品詞の分類と動詞の活用を中心に、継続的に勉強することをおすすめします。
高校1年から古文を学習する場合、「文語とは何か」「歴史的仮名づかい」から入って品詞の分類、用言(動詞、形容詞、形容動詞)の活用をだいたい一学期、助動詞と助詞を二学期にやるのが普通です。やはり多くの学校で、型どおりかつ丸暗記式に教える傾向にありますから、何となくわかりづらい、テストの時に覚えただけ、となる高校生を多く見ています。また、高校で習う文語文法(古文の文法)が、体系的に整理された文法となっています。
言問学舎では、暗記中心で混乱している文語文法を解きほぐしてわかりやすく再整理する『文語文法の総仕上げ』を使って(高2以上)、筋道立てて効率よく、文語文法を教えます。大学受験の実戦的内容も、この体験授業で扱います。品詞の文明と動詞の活用を整理して正しく覚えることが重要です。
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