さて、「真の国語」を教えるにあたり、最重点項目が「読む」ことにあるということを、前回お話ししました。その「読む」際に、効果的であり、実は不可欠と言っていい手法が「音読」なのだということが、第一のポイントです。
音読の効用には、まずかんたんに言って「誤読=読み間違いの防止」があり、また近年目にすることも多くなった「脳の活性化」があげられます。
そして、教員ばかりでなく、保護者の方々にも経験がおありなのではないかと思われる、「声に出して読んではいるけど中身を全然理解していない」子たちに、「内容を理解しながら読む」力をつけさせるために、音読がなくてはならない方法なのだということが、今回の記事、さらには言問学舎の国語教育の主眼です。
声に出して読んではいるけど中身がまったく頭の中に残っていない、というのは、読んでいる文を、意味のあるまとまりの組み合わせでなく、単なる表音文字のかなの羅列としてしか、とらえていないということでしょう。
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