文京区の総合学習塾言問学舎は、真の国語を教える学習塾として、大激戦区と言われる文京区で、2003年6月の創業以来、多くの生徒・保護者のみなさまから厚い支持をいただいて、こんにちに至っております。まもなく創業20年目を迎えることになりますので、私どもが提唱し、実践している「真の国語」がどのようなものであるか、少しずつお話ししていきたいと思います。
国語で勉強する内容を、4つの要素に分けてみます。「読む」「書く」「文法」「漢字」の4つです。すべてがきわめて大切な要素なのですが、それでも優先順をつけるとすると、どれがもっとも重要だと思われますか?
その答えは、「読む」です。『論語』にも、「学びて思はざればすなはち罔(くら)し。 思ひて学ばざればすなはち殆(あや)ふし。」=「書物や師などから学んでも、自分自身が深く考えなければ本当にわかりはしない。自分一人で考えていても、先人や他者の教えに学ぶことがなければ、独りよがりになり危険である。」と書かれていますね。この「学ぶ」とき、師の教えに俟(ま)つことは言うまでもありませんが、師を通した場合でも何かを学ぶときに、書物を読んで学ぶことが多いはずです。
さらに、私はよくこんなことを子どもたちに話しています。今、だいたい人生八十年といわれます。近いうちに人生百年時代が来るとしても、一人の人間が、自分の直接の経験だけで知り、身につけられることは、そんなに多くはありません。しかし、「本を読む」ことで(これからは、紙媒体の「本」だけでなく、Web上の情報などさまざまな媒体を含め、「情報」を読みとることをも含めて考えるべきでしょう)、自分自身の直接の経験だけでは絶対知ることのできないさまざまな情報、知識、そして真理までをも、自分のうちに取り入れることができるのです。ただし、どんなにすばらしい本、有益な情報でも、そのあらわすところを正しく読みとれなかったら、せっかく読んだ「宝」を生かすことができません。自分に多くのものを与えてくれる「本」、もしくは「情報」を、正しく理解し、生かすためには、「正しく読む」ことのできる力が必要です、
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