関東地方が6月中に梅雨明けするなど、今までまったく聞いたことがないと思っていたところ、やはり1951年の統計開始以来はじめてであると報じられ、納得しました。そもそも6月中に梅雨が明けるのは沖縄・奄美地方だけのことで、関東では公立学校の夏休みがはじまる頃に空けるか空けないかというのが当たり前、すなわち「平年並み」なのです。この十年ほど、従来はほとんどなかった5月の台風接近(これも関東についてです)や、「列島縦断」型台風の頻発など、夏から秋にかけての天候ひとつをとっても、かつての常識とは異なる事象がつづき、何があるかわからない時代であるということが、この面でも強く感じられます。
教育、すなわち子どもたちをとりまく学校の勉強、入試等の制度も、大きく変わって行きます。もともと「ゆとり」をめざして二十年以上、緩められる傾向だった学習内容が、十年足らずの「ゆとり」期間を経て「学力重視」に改められ、今またさらに大きな変革の時を迎えています。詳細は専門的な報道にまかせますが、従来との大きな違いをあげると、「知識や技術をもとに、用意されている正解を見つけ出す」力の習得だった勉強から、「柔軟な思考と創造性をもとに自ら解をつくり出す」方向の勉強に、変わることが求められているのです。
さて、ではその力は、どうすれば身につけることができるのでしょう。それこそ、多様な方法で解をさがして行くのですから、絶対的な一種類の答えなど、ないはずです。しかし「考える力」を養うことが基本として求められるわけですから、その「力」を早い段階から育てる手法を、言問学舎は提示することができます。それも、大多数の人たちにとって一生の力となる「国語力」を通して、「考える力=思考力」を育てることができるのです。
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