毎年秋口からが、大学のAO・各種推薦入試の季節でありますが、比較的すんなり決まる受験生もいれば、もろもろの条件によって苦戦する受験生もまたいるのが、受験というものです。そうした受験生の一人のところに、昨日ようやく正式な合格通知がもたらされました。「合格内定」は11月末に受け取っていましたが、何と言っても正式な「合格」の知らせは、うれしいものです。本人、ご家族はもちろん、私もひとしおの喜びを感じました。
やはり毎年、11月から12月にかけてのどこかで、湯島天神にお参りに行くのですが、今年はこの受験生のために、10月にまず単発で合格をお願いしに行きました。彼女一人のためのお参りが、ようやく実を結んだことになります。残る全員分のお願いは、12月30日の講習を17時30分で終え、それから歩いて行くことになるでしょう。
昨日合格が決まった受験生は、幼稚園の先生になることが将来の志望です。面接と小論文の対策をしていて、「この子も子どもを育てる仕事に就くんだ」と思い、感無量になることがありました。もちろん来春からの4年間いろいろなことをしっかり学び、さらに高いハードルを超えた上で、夢が実現するわけですが、今回の受験の苦労も、きっとその長い坂を上り切るための糧になるだろうと、この間伴走した私は考えている次第です。
教え子が精一杯努力し、夢を実現する。その過程に寄り添い、喜びを分かち合えることほど、塾を経営していて力になることはありません。これからはまた1月、2月に受験を迎える子たちのために、全力投球をつづける日々がつづきます。昨年の年明けは私自身がひどい風邪をひいてしまいましたが、今年はそのようなことにならぬよう、まず自分自身を律しながら、受験本番の冬を乗り切ろうと決意を固めているところです。
※「平成30年入試合格速報」の掲載を開始しました。言問学舎ホームページの「最新のお知らせ」中の「合格速報」のページをご覧下さい。次の更新は2月上旬の予定です。
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