4、5日前、中3の生徒たちに、旧暦の「水無月(6月)」が現代では梅雨明けの7月後半にあたることや、今年8月7日が立秋であったことなどを国語の時間に教えました。小学生時代からそうしたことを折にふれて教え、なじみのある一人の生徒は、「立秋の頃から、暑い中にも”秋”を感じることがあったか?」とたずねると、挙手をして、「コオロギらしい声を聞きました」と答えてくれました。
こうしたことは、知識として教え、覚えていくようなことではありません。言ってみれば、『徒然草』の「九月二十日のころ」の、来客を送り出してからしばらく月を見上げていた女主人について兼好が述べたところの「かやうのことは、ただ朝夕の心づかひによるべし」に通じるものであり、ある程度長く国語を教えている中で、子どもたちが身につけてくれる領域のことであります(もちろん身に備えている感性で、教えなくとも感じとる子もたくさんいます)。
夏期講習期間は、「夏だからこそ感じとれることを教えます」をキーワードにしておりました(後日、生徒の短歌をご紹介致します!)。9月から、しばらく暑さはつづくでしょうが、季節ははっきりと秋になっていきます。そして秋こそ、国語的に心を動かされる局面が多くなり、そこから「学び」を広げられる機会も多くなります。
既報でありますが、2学期を迎えるにあたり、8月30日(土)・31日(日)から、2学期入塾説明会を開催致します。9月1日が臨時休業となりますが、2日からの各学年通常授業で、お子様ご本人に無料体験授業を受講していただくことが可能です。お気軽にメール・電話でご相談下さい。日程が合わない場合は、9月に入ってから個別設定も可能です。
みなさまのご参加をお待ち致しております。
◇2学期入塾説明会(第1回・第2回)ご案内
8月30日(土) 11時00分~
8月31日(日) 11時00分~
※所要時間は各回とも50分程度を予定しています。予約不要、当日飛び込み参加可ですが、全体説明後の個別相談は予約を含む先着順となります。また9月6日、13日の各土曜日にも説明会を開催致します。そちらの時間帯は近日中にお知らせ致します。
多くの方のご来塾をお待ち致しております。大学受験にも(総合選抜を含む)も、きちんと対応致します(国語のみ)。小学生から高校生まで、幅広い層の方をお待ち致しております。ご不明な点などありましたら、メールまたは電話で、お気軽に言問学舎舎主・小田原漂情までおたずね下さい。お待ち致しております。
※生徒全員の学習環境を保持する考えから、マスクが苦手でない方にはひきつづき塾内でのマスク着用をお願いしております(入塾後の授業時についてのお願いです)。