7月になりました。一学期もあと3週間弱、4月の終わりから5月にかけて「連休明けは学校が慌ただしくなりますよ」と繰り返しお伝えした通り、あっという間に一学期の終わりが来たのではないでしょうか。
そして夏休みも、何か時間軸の柱になるものがないと、あれよあれよという間に時間だけが過ぎ去ります。塾の夏期講習が一つの柱になることは間違いありませんが、もう一つ、すべての人に共通した時間軸となる目標を、お教えしましょう。
それは「学校の宿題は7月中に終わらせよう」です。
「まだ夏休みじゃないのに、そんな先のこと考えられない」、「7月中に終わらせるのなんか無理~」という子どもたちの声が、聞こえて来るようです。承知の上のことです。毎年、言問学舎の生徒たちに7月10日前後から呼びかけますが、最初はけげんそうな顔をし、またはっきり口には出さないまでも、先にあげたようなことを思っているのだろうということが、「顔に書いてある」子たちが多いのです。
しかし私だけでなく、ベテランの講師陣から繰り返し声をかけられ、時に「なぜ宿題を7月中に終わらせるべきなのか」をきちんと話してあげると、ほとんどの子たちがそれを理解し、最低限「その通りやってみよう」と考えるようになります(もちろん、「俺は絶対8月20日まで手をつけない」などという頑固者も、いるにはいますが)。
9月1日が提出期限の宿題を7月にやっても、8月の終わりにやっても、宿題自体をこなす効率は同じです。「いやな宿題は一ヶ月間さわらないで、思い切り遊ぶんだ」という頑固者の論理を、全面的に否定するものではありません。しかし、大量の宿題を最後に残しておいて、締め切り前にまとめてやるのでは、雑にもなるでしょうし、「宿題の効率」という時間の横軸は同じでも、今年1年間、または中学の3年間や高校の3年間といった時間の縦軸のあり方は、まったく異なります。
7月中に、夏休み期間すべてを要するもの以外の宿題(何かの観察など)を終わらせた場合、1日の横の時間軸の中に、「勉強する時間」がしっかり組みこまれます。その時間に、復習や予習をしっかりやれば、過ぎ去った一学期を含む1年間の縦の時間軸が、豊かになります。そして、その時間軸は縦にしっかり伸びて行って、受験成功に結びつくことでしょう。
また、子どもたち自身にとっては、先々の「縦の時間軸」云々よりも、「早く宿題を終わらせた方が、すっきりして、夏休みそのものが楽しくもなるし、有意義にもなるよ」とすすめてあげるのが、もっとも効果的です。実際、友達と遊んだり旅行に出かけたりするのでも、心のどこかに「たくさん宿題があるんだ」という重しが存在しているより、宿題をすっかり終わらせた、あるいは終わりつつある、という手ごたえがある方が楽しいはずですし、勉強の効果の面については「縦の時間軸」のところでお話しした通りです。
こうした精神面の成長も、せっかくの夏休みという機会には、ぜひ達成させてあげたいものですね。大好評の夏期講習説明会を、ひきつづき以下の日程で開催致します。多くの方のご参加をお待ち致しております。
◇夏期講習説明会ご案内
7月2日(水) 14時00分~
7月5日(土) 10時15分~ / 13時00分~ / 17時00分~
7月9日(水) 14時00分~
7月12日(土) 10時15分~ / 13時00分~ / 17時00分~
※所要時間は各回とも50分程度を予定しています。予約不要、当日飛び込み参加可ですが、全体説明後の個別相談は予約を含む先着順となります。13日(月)以降の追加日程は、有無を含めて後日ご案内致します。
説明会日程以外の日にも、個別相談をお受け致しております。無料体験授業も随時参加可能です。お気軽にメール・電話でご相談下さい。なお、生徒全員の学習環境を保持する考えから、マスクが苦手でない方にはひきつづき塾内でのマスク着用をお願いしております(入塾後の授業時についてのお願いです)。
多くの方のご来塾をお待ち致しております。大学受験生(総合選抜を含む)も、夏休み前から動くことがきわめて重要。小学生から高校生まで、幅広い層の方をお待ち致しております。