今日は6月30日、水無月尽(みなづきじん、水無月の晦日の意)ですが、都内でも気温が35℃を超えたかと思われます。近畿地方までの西日本がすでに梅雨明けし、関東地方も7月早々の梅雨明けと予想されています。昨日から修学旅行に行っている六中の子たちは雨に降られずよかったですが(熱中症に気をつけて!)、盛夏の水需要に対する供給やお米の出来が心配ですね。
ともあれ、この6月を旧暦(陰暦)では、先述したように水無月と言います。7月は文月(ふづき、ふみづき)という、味わいのある呼び方です。
ほぼ例年お話ししていることですが、季節のことですから、まずひととおりの名称と、この場合の季節のくくりを、示しておきます。
1月-睦月(むつき) 2月-如月(きさらぎ)3月-弥生(やよい) 春
4月-卯月(うづき) 5月-皐月(さつき) 6月-水無月(みなづき) 夏
7月-文月(ふづき) 8月-葉月(はづき) 9月-長月(ながつき) 秋
10月-神無月(かんなづき) 11月-霜月(しもつき) 12月-師走(しわす) 冬
高校生は、まずこの「名称」について、きちんと覚えて下さい。古文の文章を読むときには、これがわかっていることで、読解がしやすく、理解も深くなることが、ままあります(例えば『おくのほそ道』・・・弥生も末の七日=旧暦の3月27日、など)。
また、中堅私大では、これらの知識をそのまま問う出題も、比較的多く見られます。
さて、上記の季節の区分を見て、「おやっ」と思った方も、おられることでしょう。先日もちょっと書きましたが、「7月、8月」が、秋になっています。「4月」の夏、「10月」の冬も、すんなりとは受け入れられないのではないでしょうか。
現在の太陽暦と旧暦の太陰暦では、1月1日の時期が異なります。旧暦の1月1日は、太陽暦にあてはめると毎年変わり、1月の終わりから2月の10日過ぎくらいまで、幅があります(今年は1月29日だったとのことです)。
つまり、ここから考えはじめて、月の名称をあてて行くと、すべてがぴったり、納得できるはずです。また、立春、立夏、立秋、立冬という「暦の上の季節のはじまり」とも、だいたい一致することになります。

記事が長くなりますので、このあたりでとどめておきたいと思います。さらに詳しく続きをお読み下さる方は、言問学舎ホームページ経由で「国語力.com 国語教室 古典」をご覧下さい。「梅雨が明けました。さて、水無月とは?そして五月雨とは?」という記事があります。
このあとの夏期講習説明会の日程も、ご案内致します。
◇夏期講習説明会ご案内
7月2日(水) 14時00分~
7月5日(土) 10時15分~ / 13時00分~ / 17時00分~
7月9日(水) 14時00分~
7月12日(土) 10時15分~ / 13時00分~ / 17時00分~
※所要時間は各回とも50分程度を予定しています。予約不要、当日飛び込み参加可ですが、全体説明後の個別相談は予約を含む先着順となります。13日(月)以降の追加日程は、有無を含めて後日ご案内致します。
説明会日程以外の日にも、個別相談をお受け致しております。無料体験授業も随時参加可能です。お気軽にメール・電話でご相談下さい。なお、生徒全員の学習環境を保持する考えから、マスクが苦手でない方にはひきつづき塾内でのマスク着用をお願いしております(入塾後の授業時についてのお願いです)。
多くの方のご来塾をお待ち致しております。大学受験生(総合選抜を含む)も、夏休み前から動くことがきわめて重要。小学生から高校生まで、幅広い層の方をお待ち致しております。