これも昨年6月に、過去、夏期講習から大きく伸びた子たちの例をご紹介していましたが、昨年の受験期にまた、ご紹介すべき事例が加わりましたので、改訂版としてお伝え致します。
2024年の夏期講習後半から入塾した男子生徒は、言問学舎に来るまで大手塾に通っており、当初は併用の形で国語中心に通いはじめました。9月末に中間テストがあり、国語は85点でしたが、記述の多い社会で100点満点を取りました。そして期末に向けては5教科とも言問学舎で対策授業に集中し、社会の中間・期末連続100点満点のほか、国数英3科オール5も達成したのです。高校受験は、かねてからの計画通りまず法政国際高校帰国生・海外生入試(併願)に合格した上、最終的には中央大学高校に合格して、そちらに通っています。
つづけて新しい順に、顕著な伸びを見せた例をご紹介します。
2023年入試で慶應義塾志木高校へ合格・進学した生徒(現高校3年生)は、もともと大手塾に通っていて、国語専科で言問学舎に入りました。志望校に関して気持ちが揺れ、また中学校のもろもろや成績のことなど悩みや不安も多い中、気持ちを引き立たせる多くの手法を用い、かつ夏休みに「真の国語」指導で国語力を大きく引き上げて、推薦から挑んだ入試本番では、慶應義塾志木の推薦でも一次合格のほか、早大本庄高等学院にも合格し、慶應義塾高校(日吉)の一般でも一次は合格しています。この人は、「夏休みから」「国語で大きく」伸びた例だと言っていいでしょう。
現在鷗友学園女子高校2年生と同中学3年生の2人は、夏期講習で「真の国語」スタイルの勉強から過去問(鷗友学園のオール記述問題)へと進み、冬には過去問で80点~90点をマークするようになりました。
社会人1年生、現大学4年生の、ともに文京六中に在籍していた女子2人は、3年2学期の通知表の評定で、1学期に「4」だった国語と社会を「5」にしました。その結果、9科内申点はそれぞれ「42」、「40」まで、大きく伸ばすことができました。ただ、2学期の中間・期末前の試験対策だけでここまで伸ばしたのではなく、夏期講習で「真の国語」をしっかり身につけ、社会も夏期講習で歴史をしっかり押さえてから、2学期に公民をみっちり教えました。その成果です。

一般的、全般的な傾向として、女子は一気にぐんと成績を上げるというより、じっくり取り組んで大きく力を伸ばす子の方が多く、男子は短期間にぐっと力をつけるケースも多くあると言えます。創業当初の1・2・3期生の三羽烏(男子)の中の1期生A君は、中3の7月までの模試の偏差値が良くて60~61くらい。しかし夏休みに、高校受験に向かって頑張ることの意義を説き聞かせ、発奮を促して、8月末の模試で偏差値67に引き上げした。そのまま受験まで駆け抜け、旧都立小石川高校に合格という、「夏に伸びた中3」の典型例となったのです。2期生B君、3期生C君も、成績の推移は似たようなものでした。そしてB君は都立青山、C君は都立戸山と、それぞれ第一志望に合格し、さらに大きな世界へ羽ばたきました。
3人の成績の推移は似通っており、進学先のレベルは甲乙つけがたいものでしたが、当然ながら、3人の性格、「どのように話せば闘志に火をつけられるか」という個性は、別々です。その一人一人に真剣に語りかけ、時には良い意味での挑発も織り交ぜて、彼らを夏休みにぐいぐい引き上げたのです。
この「一人一人の個性、人間性にあわせた指導」が、言問学舎の真骨頂です。先述の例は受験指導の局面ですが、進路や勉強への取り組み方という「やる気」の面だけでなく、日々の勉強、具体的には国語での意見の表し方や算数、数学の正解にたどり着く道すじの決め方など、こちらが豊富に持っている手法の最善のものを差し出し、「子どもに食いつかせる」技術に長けていることが、経験豊富な塾長が直接指導する小規模塾の強さなのです。
「顕著に伸びた例」ですから、成績上位者の紹介となりましたが、基礎から頑張る子たちも、しっかり育て、伸ばします。1学期の評定が「3」と「2」であっても2学期にトータルで「5」上げた子もいますし、残念ながら評定が上がらなくとも、各高校の制度をフルに活用し、学校側とも折衝して、希望をかなえた子がたくさんいます。
大好評の夏期講習説明会を、このあと以下の日程で実施致します。
◇夏期講習説明会
6月28日(土) 10時15分~ / 13時00分~ / 17時00分~
7月2日(水) 14時00分~
※所要時間は各回とも50分程度を予定しています。当日飛び込み参加可ですが、全体説明後の個別相談は予約を含む先着順となります。