先日来、『スーパー読解「山月記」』制作のため、横浜の神奈川近代文学館や横浜学園附属元町幼稚園などにお邪魔していることを、お知らせして来ました。ところで神奈川近代文学館は、横浜市の「港の見える丘公園」にあります。もともと神奈川県民だった私には(小学4年生から大学を卒業してすぐの頃までです)、その名が身近で、行ってみたい場所だったのですが、中華街や山下埠頭へ関内または石川町から歩いていた時分は、一度そちら側へ行っているとさらに足を延ばすことになるため、なかなか行く機会がありませんでした。それが近代文学館訪問のため、ようやく行くこととなったのです。
「港の見える丘公園」は、昭和22年に大ヒットした流行歌「港が見える丘」にちなんで作られたのだと言います。私の大好きな歌で、平野愛子さんが歌われました。平野さんは甘く切ない歌声で、はかないイメージの歌を多く歌われています。昭和56(1981)年に62歳の若さでお亡くなりになりましたが、昭和20年代までの流行歌をこよなく愛する私としては、その晩年のお姿をテレビの「懐メロ」番組ではありますがリアルタイムで拝見できたことは、この上なく恵まれたことであったと今あらためて感じております。
その「港が見える丘」を、いつもの言問学舎の塾内でですが歌わせていただき、YouTube「言問学舎」にアップしました。『スーパー読解「山月記」』の本文音読の動画も並行して録画をすすめておりますので、すこし遅くなりましたが、ご報告させていただく次第です。背景の桜の写真は、「港の見える丘公園」の園内の桜です。折しも満開でした。「港が見える丘」の平野愛子さんの歌声、自分自身の青春時代のきらめきがよみがえって来るようなひとときを過ごしました。
「港が見える丘」動画はYouTube言問学舎か、言問学舎ホームページ「ひろく一般のみなさまへ」内、"「港が見える丘を歌いました」"よりご視聴いただけます。
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東京都文京区西片2丁目21−12