一昨日はいっとき激しい雨が降りましたが、昨日、今日とおだやかな日和でしたね。出社する途上も、連日まさにゴールデンウィークのおもむきでした。公立学校はカレンダー通りに授業がありますから、子どもたちには前半は連休らしさはないものと思っていましたが、地元の2つの中学校は5月1日が創立記念日ということで、両校とも5月1日が休みと聞いて、昔つとめていた出版社は、同じ5月1日がメーデーで休日だったことを思い出しました。有給休暇を取って9連休、10連休とつなげるのもやりやすかったのを思い出します(今年なら11連休ですね)。いっぽう「メーデー」と聞いても、今や労働組合に入っている人でも、ピンとこないかも知れませんね。私はその出版社で、労働組合〈従業員組合〉の委員長を2期〈2年間〉つとめました。組合やメーデー、長い連休など、塾稼業、しかも経営者となってしまえば、遠い昔の思い出というほかありません。
連休中ですから、せわしい直近のことではなく、来年および来年以降の受験のことをお話ししたいと思います。とくに東京都の高校受験についてですが、来年からは大いに選択肢が広がり、幅広い候補の中から自分〈お子さん〉に合った高校を複数ピックアップして、綿密に受験戦略を立て、間違いのない(少ない)高校受験をすすめることができるようになるでしょう。
幅広い候補の中から綿密な戦略を立てる、ということは、当然これまでもできたことですし、実際にやって来た受験生、ご家庭も多いのです。ただ、高校の授業料無償化が全国で行われることになった結果、埼玉や千葉を含めた首都圏のすべての地域で受験者層の流動化が起こり、より選択肢が広がるだろうということが、今日お話しすることの骨子です。
もちろん、隣接県などから受験・進学する子が多い私立高では倍率が上がり(これまでは受けられなかった層が受験するため)、受験が厳しくなる面もあるでしょう。しかしそれが1校、2校だけで起こるということはあり得ませんから、全体で見れば「流動化」が生じるはずだ、ということが言えるまずです。
そして今年の入試では、都立高の倍率が全体的に大きく下がりました。他県の子たちが都立高を受験できるようになるわけではありませんが、来年都立高の倍率がすぐもとに戻る材料もありません。
かつてのように、経済面を主たる理由として「都立」か「私立」か、大きくわけて考えるのでなく、都立、私立を同条件でターゲットにして、たくさんの候補の中から「良い学校」を見つけていく、そういう学校選びをすることができる時代になるのではないかということを、今日この機会にお話ししたいと思うのです。
具体的に、スケジュールとしては、一般入試で2月10日、11日、12日に私立3校。そして2月21日に都立〈一次・分割前期〉が1校の計4校〈4回〉、進学したい高校を受験する機会があるのです。その中でどこの受験が有利か(受かりやすいか)、もちろん日程の中に併願優遇校の受験日も忘れずに入れてスケジュールを組み立てる。ここに受験戦略の妙があります。
そして、自分が行きたい高校を選ぶため、合格しやすい受験戦略を立てるためには、ゆとりのある内申点が必要です。十分な内申があってこそ、日程をフルに使って洩れのない受験戦略を立てることができます。その内申は、3年2学期の通知表の評定です。そこで十分な評定を得るためには、1学期の期末テストから「もう受験は始まっているんだ」という高い意識を持って、対策に臨むことが大切です。
連休中ではありますが、5月3日(土・祝)に午前中1回だけ、入塾説明会を開催します。また4月30日(水)が、既報の大学受験国語2コマ無料体験授業の最終実施日です。
◇大学受験国語2コマ無料体験授業
4月30日(水) 19時20分~21時25分 ※直前まで受けつけております。総合選抜対策も可。
◇入塾説明会
5月3日(土・祝)10時30分~
※説明会所要時間は50分程度を予定しています。予約不要、当日飛び込み参加可ですが、全体説明後の個別相談は予約を含む先着順となります。
説明会日程以外の日にも、個別相談をお受け致しております。無料体験授業も随時参加可能です。お気軽にメール・電話でご相談下さい。なお、生徒全員の学習環境を保持する考えから、マスクが苦手でない方にはひきつづき塾内でのマスク着用をお願いしております(入塾後の授業時についてのお願いです)。