真冬に戻ったような冷え込みも、関東南部では落ち着いて来たようです。ただ今日も昼過ぎまで雨の予報であった通り、朝からしとしと降っています。今週末のお花見は、どうなるでしょう。
昨日の新高校2年生の授業では、大学入試センター試験の大問1の過去問を解きました。解いたというより、その文章を読むために、問題を利用したという位置づけです。「受験対策」を今からはじめているわけではありません(新高校2年生ですから。ただ経験することに、早すぎるということはありません)。
センター過去問の文章を扱ったのにも、理由があります。2回前の授業で、論理国語の教科書の予習的な学習として「おじいさんのランプ」(宇野常寛)を教えました。つづけて、現代の社会情勢と「情報」について考えさせるために、「マルジャーナの知恵」(岩井克人)を扱ったのです。その中で、商業資本主義と産業資本主義について学びましたから、より深く理解し定着させるために、同じ岩井克人氏の「資本主義と『人間』」が用いられているセンター試験2010年(本試験)の過去問を使ったという経緯です。
これが、高校生の国語指導における「真の国語」です。教科書には、その年代の人たちが学ぶべきすぐれた文章が載っています。それらを生徒たちが学ぶべき時に適切に差し出すこと、これが大切な導入です。そして、必要または機会があって読んだ文章から新しい知識を得る。その時当然、知識だけでなく、その内容への関心や欲求が生じています。その関心や欲求が、読解力を高める燃料になりますから、それに関連があって、より深い理解を要する文章を読み、場合によっては問題演習も行なう(今回のセンター過去問がそれにあたります)。こうすることで、読解力、国語力を伸ばして行くのが、受験に向かう生徒たちへの真の国語の授業です。近年の過去問や受験用問題集を順番に解くのと違い、生徒の理解度や環境まで考慮しながら(少人数制の利)、たくさんの過去問や問題集、さらに教科書や一般の文章からも、「その人の、今」に適切な文章(教材)を選んで教える言問学舎の「真の国語」で、大学受験の国語を稼ぎ頭にしませんか。一学期中なら、古文の文法も、迅速かつ省力、しかも丁寧に指導します。
この「真の国語」のありよう、塾での実践の様子を、わかりやすい動画で紹介しております。トップページの動画です。
言問学舎の第1回新学期入塾説明会は4月5日土曜日開催です。春期講習中のため午前中1回の開催ですが、予約不要の形で開催致します。
◇新学期入塾説明会
4月5日(土) 10時30分~
※所要時間は50分程度を予定しています。予約不要、当日飛び込み参加可ですが、全体説明後の個別相談は予約を含む先着順となります。
説明会日程以外の日にも、個別相談をお受け致しております。無料体験授業も随時参加可能です。お気軽にメール・電話でご相談下さい。なお、生徒全員の学習環境を保持する考えから、マスクが苦手でない方にはひきつづき塾内でのマスク着用をお願いしております(入塾後の授業時についてのお願いです)。
多くの方のご来塾をお待ち致しております。