東京都立高校入試では、一昨日願書の取り下げ、昨日再提出が行なわれ、昨夜最終の応募倍率が出ました。願書締め切り時の「差し替え前」に対する「差し替え後」の倍率です。
ただし、これまでにもお伝えしている通り、この倍率は「確定倍率」ではありません。例えば現段階で2.00倍となっている日比谷高校は、例年数十人が当日受験せず、倍率で小数第一位が下がるほどの受験者減となるのがならいです。すべての学校で、当日受験者数は減る可能性があり、かつ学校側は合格者を多めに出す可能性があります。
従って、各高校が実際に出した合格者数で当日の実受験者数を割った倍率が、本当に最後の「実質倍率」となるのです。ただ、それは結果として出る数字ですから、受験生のみなさんにとっては、本日公表された差し替え後の最終応募倍率が、受験にあたって意識すべき倍率であるということは言えるでしょう。
昨年から注目して来た旧第4学区の豊島高校は、今年は取り下げ・再提出の結果28人減って、2.12倍となりました。昨年は差し替え前2.37倍→差し替え後2.42倍と、取り下げ・再提出で志願者が増えたのですが、今年は2.23倍→2.12倍ですから、まあ順当なところでしょうか。それでも2倍をゆうに超える倍率ですから、受験なさる方々は気を引き締めて、あと一週間できることを精一杯やって下さい。
「できることを精一杯」というのが、本番まであと一週間のいまの時期の、キーワードです。ラスト一週間の限られた時間に、全体の正答率の低い難しい問題を、たくさん解けるようになろうとしても、実際の得点が大きく上がる可能性は少ないです。それよりも、国語の漢字が2点である以外、2点3点という配点の問題はなく(各科の部分点を除きます)、4点~5点の問題が主になっていますから、基礎の徹底確認で「取れる問題を確実に取る」ことを心がけた方が、5点、10点、15点という上積みにつながり、合格を引き寄せる大きな武器になるのです。もちろん漢字の1問2点も、貴重な得点源です。合否は1点で分かれるのですから。
言問学舎でも最終盤の都立高一般入試に向けて、ラストスパートがはじまりました。3月3日に満面の笑顔に会えるよう、全力を尽くします。

※2月後半の説明会日程を再掲します。中学・高校・大学受験とも、一人一人にとことん寄り添う言問学舎で、夢をかなえる第一歩を踏み出しましょう。
◇2月期後半の説明会日程
2月15日(土) 9時50分~ / 13時00分~ / 18時00分~
2月22日(土) 9時50分~ / 13時00分~ / 17時30分~
2月24日(月・祝) 11時00分~ / 13時00分~ / 16時30分~
※各回とも予約不要、当日飛び込み参加可ですが、全体説明後の個別相談は予約を含む先着順となります。
説明会日程以外の平日にも、個別相談をお受け致しております。無料体験授業も随時参加可能です。お気軽にメール・電話でご相談下さい。
多くの方のご来塾をお待ち致しております。
