昨日は都立高校一般入試(分割前期)2日目の願書提出日であり、これで当初の出願が締め切られました。気になる「倍率」は、全日制全体が1.51倍、普通科男子は1.57倍、普通科女子が1.59倍と、ほぼ例年並みの高倍率となりました。とくに男子は、初日1.55倍→2日目1.57倍と、現行の制度になってもっとも高かった昨年と同じ、厳しい出願状況となりました(女子は1.58倍→1.59倍で、過去にこれより高い例は何度かありますが、高倍率であることに変わりはありません)。
継続して出願状況を見ておりますと、年度によってさまざまな変化があることに気がつきます。たとえば5年前の平成24年は、1000点満点の700〜800点前後の共通問題実施校、およびグループ作成(当時は自校作成)校の倍率が、軒並み高くなりました。その頃は、中堅上位〜上位校の倍率が、非常に高かったのです。その後年々、変化がみられ、今年は中堅〜中堅上位校が、高倍率となっています。たとえば、当日の受験率の低い日比谷(男子)や西(男子)が、5年前にはそれぞれ3.41倍、2.90倍だったものが、今年は2.48倍、1.98倍となっています。いっぽう600点〜770、780点クラスの高校が、かなりの割合で1.7倍を超えているような状況です。
また、地域的な志願者数の違いも、このところ顕著になっています。旧学区で単純に見て行くと、旧5学区・旧6学区は志願者がおおむね減っており、学区で言えば隣り合っている旧4学区が、高倍率になっているという状況です(竹早2.04倍、北園2.20倍、文京2.03倍、向丘1.84倍、高島1.76倍。いずれも男子)。
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