12月6日より、高校生のみなさんを中心に国語をしっかり勉強してもらうためのサイト「国語力.com」をリニューアルしました。この関係で、「レモン哀歌」のリニューアル版投稿以降、少し間の空いていたYouTubeでの「詩の朗読」を再開し、本日、高村光太郎の「月にぬれた手」(詩集『典型』所収)を公開しました。
この詩の中に、「月を月天子(がってんし)とわたくしは呼ばない」という行がありますが、「月天子」は宮沢賢治の同題の詩から来ています。その宮沢家との縁で移り住んだ当時の岩手県稗貫郡太田村山口での独居自炊の生活が、光太郎の戦後の詩を生みました。
★小田原漂情 月にぬれた手 で検索の上、ご覧下さい。
いっぽう去る12月22日、新潟県の糸魚川市が大火にみまわれました。1990年代後半の3年間、新潟県を出版社の営業職で担当しており、糸魚川にも年に数回出張して、奴奈川姫の伝説や翡翠のかがやきに、深い感慨を覚えました。お正月、そしてきびしい冬を前に被災された方々に、衷心よりお見舞いを申し上げます。
新潟(越後)全域への報恩の意をもって、昨年執筆した短編小説「ひそかなる雪の形見」に、糸魚川のことも書いておりますので、言問学舎ホームページの「読み物のページ」に掲載しました。お目通し下さいますよう、お願い申し上げます。
★店舗情報詳細のURLより言問学舎HPをご覧下さい。その中の「読み物のページ」に掲載されています。
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