「アクティブ・ラーニング」という言葉に注目している保護者の方が、多くいらっしゃることと思います。「能動的に学習に取り組む」学習法のことであり(ウィキペディア)、さまざまな教育機関(大学・高校・中学校・小学校にはじまり、私ども学習塾も含む多くの教育関連事業体に至るまで)で、この「アクティブ・ラーニング」への取り組みが、さまざまに試行、実践されているこんにちの教育現場です。
もちろん私ども言問学舎も、それを否定する立場ではありません。むしろ、創業以来提唱し、実践して来た教育理念と、その実践化の手法が、これまで以上に多くのお子さんたちの成長のお役に立てる時が来たものと、気を引き締めている次第です。
というのは、言問学舎がずっとつづけて来ている国語指導の手法こそが、ある意味で何よりも根源的な「アクティブ・ラーニング」であるからです。むろん、「アクティブ・ラーニング」には無数の方法があり、それぞれの立場で専門家が意を砕いて日々切磋琢磨している現在ですから、無限の可能性と方法があることが、大前提です。
ただ、言問学舎では、2003年の創業時から、「文章を読み、そこから一人一人が気づいたことを『読解シート』の問いにあわせて書き出した上で、自分の考えを文章化する」ことを、「国語=音読と読解、表現の講座」として、実践して来ました。多くの塾生、卒業生が、この形の学習で国語力を大きく伸ばし、夢をかなえて巣立って行きました。
いっぽう、現行の指導要領の中でも示されながら、さほどに実践されていなかったと思われる「基礎的・基本的な知識・技能」の次の段階の「思考力・判断力・表現力」、さらに「自ら主体的に学ぶ力」というものが、大学入試改革の中で強く求められることとなってゆきます。この「思考力」から「判断力・表現力」へとすすむ段階で、「想像力」または「創造力」、すなわち「自分で発想する力」の強弱も、大きなウェイトを占めることになります。
↓すぐ下の<下>へつづきます
カテゴリー別
日付別
概要
住所
東京都文京区西片2丁目21−12