統計開始以来はじめて、東北地方の太平洋側に台風が上陸するとのことで、この時間、すでに各地で大変な天候になっているものと思われます。幾重にもご注意いただき、大きな被害が出ないよう、衷心よりお祈りする次第です。
夏休み期間中は、立原道造の詩作品の朗読をつづけ、ご紹介してまいりました。明日が8月の最終日ですが、今日の午前中に時間が取れましたので、今日のこの「予後」をもって、今年の夏休みの立原作品の最終便とさせていただきます。3冊の詩集におさめられているソネット群の詩風とかなり異なる、特徴のある作品ですので、YouTube上の「説明」に全体を引用させていただきました。
ほかにはこのような調子の作品は見られませんので、短歌で言えば「破調」のようなねらいがあったのかと思われます。前にご紹介した「ゆふすげびと」の次に掲載されていますので、昭和11年(1936年)の作品と考えられます。
わたくし個人のことで言えば、二十代の半ばにこの作品によって「予後」という言葉を知り、自分自身の第二歌集のタイトルを『予後』とさせていただいた、なつかしい思い出が付随しています。
予後 小田原漂情 で検索の上、ご覧下さい。
また、当サイトではご紹介しておりませんでしたが、立原道造の「やがて秋・・・・・・」も、これに先立って公開してあります。あわせてお目通しいただければ幸いに存じます。
やがて秋 小田原漂情 で検索の上、ご覧下さい。
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