すなわち言問学舎とは?ということが、今日の記事のタイトルですが、お伝えしたいことは、二点に絞られます。
一点目は、この夏休みという特別な機会だからこそ、その時にしかない子どもたちの心の動きをうまくとらえて、子どもたち自身の「伸びよう、伸びたい」という欲求を、大きく伸ばしてあげること。私自身も年中感じていることですが、いくら周囲の大人が、「これが大事だ、今やらないと、あとで大変なことになるぞ」と言っても、子どもたちが自覚していなければ、その言葉は役に立たないどころか、かえってマイナスになることもあるのです。
とはいえ、受験などの「期限」があり、いつまでも子どもたちが子どものままで、ある種の「甘え」の囲いに安住しようとしている時に、周りにいる大人は、どうすればいいのでしょうか。決め手は、子どもの「内なる力を生かす」ということです。こちらがどのように呼びかけても反応のない子どもを動かすのに、力ずくでは何もできません。しかし、相手の側から何か動きがあるということは、子どもの方も、何かを伝えたい、訴えたいと、アピールしているのです。この「相手(子ども)の力」を利用すれば、子どもが変わる場面を作るきっかけは、意外と早く訪れます。
二点目は、やはり夏休みだからこそ、先に挙げたような子どもたちの「力(心)」を引き出すことで、「国語の力」を大きく伸ばすことができるということです。
昔のことになりますが、私が中学1年生の時、夏休みの課題の一つに、「夏休みの経験を作文に書く」というものがありました。その夏、私は家族で、栃木県の塩原という温泉に一泊の旅行に行きました。その時のことを書いたのが、私が現在自身のテーマの一つとしている「紀行文(紀行エッセイとして、二十年以上書いています)」の、原形だったのです。
この夏、子どもたちはいろいろなことを経験するでしょう。それを文章に書くことで、その経験が、いつまでも記憶に残る、かけがえのないものになるかも知れません。それは子どもたちの情操面、国語力を、豊かにします。
「今まで知らなかった国語、文章との出会いの場」を、言問学舎はお子さんたちに提供します。それもまた「言問学舎らしさ」の一つであり、「すなわち言問学舎とは?」の答えの一つでもあるのです。
明日、明後日の夏期講習説明会、多くの方のご来場をお待ち致しております。
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