ふだんと趣向を変え、「夏期講習の特色」として、「夏こそ勝負!」で受験を成功させた過去の例を、ご紹介して行きたいと思います。
まずは近いところから。昨年中学受験をしたA君の例です。
A君は6年生の6月から入塾しました。それまでは公立中高一貫校対策の塾には行っていたものの、私立中受験対策は、ほとんど白紙の状態。「夏休みにかける」作戦で頑張り通し、10月には首都圏模試で40台半ばをマークして、一気に展望が開けました。2月の受験本番直前には、インフルエンザにも見舞われましたが、8ヶ月間培った実力を発揮して、見事に2校に合格。現在、文京区内の人気校に通っています。
つづいてやはり昨年、高校受験をしたBさんです。
Bさんは中学入学前に入塾し、現在もつづけて通ってくれています。中学2年次までは「次は頑張る」のかけ声が先行しがちでしたが、3年の夏休みは、「お盆の帰省までに学校の宿題を終わらせる」と宣言して、ほぼ達成。塾の課題・宿題も頑張ったので、8月の学力テスト(育伸社版)では国・数・英3科の偏差値が「12」アップ。ここで基礎力をつけ、2学期は苦手な数学を1時間増やして頑張ったため、中間・期末でも得点が上がり、内申もアップして、無事志望校の推薦が取れました。今は中野区の高校へ、楽しく通っています。
そして大学受験をしたC君は、小論文で公募推薦合格!
この人は、中学・高校を通して野球部で活躍した野球少年でした。夏の都大会が終わり、大学野球部のセレクションなどの時期も過ぎて、塾にもどって来たのは(過去の受験も言問学舎で成功)、8月上旬のこと。「大学も野球のできるところ」という志望校探しの中で浮上したのが、学習院大学文学部哲学科です。しかしここを受けるには「小論文」が課題でした。
試験は11月中旬までの限られた時間。やはりポイントは「夏休み」だったと言っていいでしょう。夏期講習で国語の基礎(大学受験レベル)を徹底確認し、「文章を書く」ことの基礎練習も始めました。そして受験の方向性が固まった10月からは、受験校の課題を徹底練習。「高校生が書く、あるいは書ける」文章としての添削例をもとに、もっとも心配だった試験当日の小論文(事前提出でない)をクリアして、合格しました!