5月半ば、新緑から初夏の様相になろうという季節です。「詩の朗読」でも多く作品を読ませていただいている詩人の高村光太郎さんは、このころの鬱勃たる生き物の生気を「新緑の毒素」と呼び、自らの抑えきれない気の高ぶりを余計に昂進させるものとして、嫌いました。「樹下の二人」にうたわれている、「こんなにも情意に悩む私を清めてくれ」、「こんなにも苦渋を身に負ふ私にさわやかな若さの泉を注いでくれる」とは、この「新緑の毒素」の毒気を清めてくれる意にも、解することができます。
さて、私ども言問学舎は、創業時「国語と文学の教室 評定塾」と名乗っており、13年前の創業当初から、大人の方を対象とした国語・文学教室、文章教室の開設をうたっていました。言問学舎の「総合案内」にも、「希望する方がおられれば、いつでも始めます」ということを記してあり、近年の文学サイト『美し言の葉』、「桜草短歌会」の開設も、その延長上にありました。
そしてこのほど、希望して下さる方があり、「大人の文章教室」を常設講座として開講することと致しましたので、ご案内させていただく次第です。開講条件・費用等は、以下の通りです。
・標準コース 1回60分・月4回 月謝25,920円 教材費2,160円 入会金10,800円
・ライトコース 1回35分・月4回 月謝12,960円 教材費1,080円 入会金5,400円
・開講時間 平日の午後、3時20分または4時30分までの時間帯、曜日は相談によります。
・お一人から開講、最低受講期間3か月、ただし8月は休み。またライトコースから標準コースに転科の場合、入会金の差額を申し受けます。
・指導内容 エッセー、ブログ、商業上のPR文、自分史、紀行文、短歌(歌物語も書けます) ほか
・プロの物書き(作家・歌人)である小田原漂情が、対面で添削・指導をします。
社会人の方を想定しているため、随時開講可です。お気軽にご相談下さい。また商業上のPR文やキャッチコピー等で俳句・短歌の添削などをご希望の方は、通塾以外の形も考慮しますので、ご相談下さい。
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東京都文京区西片2丁目21−12