12月、1月の間、ほぼ毎日、午後一番から大学受験生の国語または日本史の指導をつづけて来ましたが、今日は私大の一般入試初日となったため、少し時間的、精神的にゆとりがあり、落ちついて記事を書こうとしています。
とはいえ、高校受験もほどなく本番となりますので(私立)、受験生が一人、二時半過ぎから来ています。水曜日は学校が五時間のため、帰りにまっすぐ来たのです。
国語の過去問を解いているその受験生から、「プロセス」の意味を教えて下さい、と質問がありました。「過程」と即答する前に、一瞬考え、「途中経過」、「過程」と答えます。「かてい」と答えた時に、すぐ「過程」という熟語がイメージできるかどうか、イメージとして「家庭」を経てから「過程」を解説するよりも、「途中経過」を一度イメージすることで、「過程」がすんなり理解できるだろう、という、とっさの判断でした。
厳密に「プロセス」を「途中経過」と訳してよいかどうか、という問題は、ここでは措きます。つづけて「過程」を示しているので、「途中経過」は理解を助けるための、それこそ「プロセス」であると理解していただけますと、幸いです。
このことは国語指導の一例として、お話しさせていただいております。すなわち、「プロセス」に対して「過程」と答えるだけなら、辞書を引かせればすむことです(別の意味で、ときどき「紙の辞書」をひかせるのもまた、国語指導ですが)。お伝えしたいのは、生徒の理解力を瞬時に判断して、その生徒にあわせた指導の仕方をする点に、言問学舎が国語力を大きく伸ばしている秘訣の一つがあるということです。テキストや問題集の解説通り、辞書の字解通りでなく、「この生徒にはこういう導き方が最適だ」ということを、日々の指導の多くの局面で実践することで、国語が不得手な生徒にも、読解力、理解力をつけさせることができるのです。
また国語は、「楽しい」ものでもあります。もちろん学年や目的によっても異なりますが、通底するのは、ことばや文章の持つ魅力を楽しく理解する、そこに国語力アップの決め手があるということです。
そして最終的には、国語は安定して得点できる、入試においての「得点源」となります。さらに、小学生、中学生、高校生の年代に国語をしっかり学ぶことは、成人してからも大きな力、まさに「一生の力」になるはずです。
学校、勉学という面では、新しい一年のはじまりが間もなくです。2月6日土曜日午前11時より、本年度第1期2回目の入塾説明会を開催致します。詳細は二つ下、1/25のお知らせをご覧下さい。国語をしっかり勉強したい、させたいみなさまのお越しをお待ち致しております。
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