高校生の国語では、「古典」として「古文」「漢文」を勉強します。ふつう中学までは、文法は「口語文法」のみを習い、高校から「文語文法」を教わりますが、この「文語文法」を苦手として、古文・漢文がわからないままになる人が、多く見られます。
しかし、「文法」は古文の学習のメインではありません。文法をきちんと知っていて、文章がきちんと読めること、そして文章を通して、その時代の人々の心や考えを知ることが、大事な勉強なのです。
すなわち、「文法」は自転車で言えば、ペダルのようなものです。それがなければ、自転車を漕いで進むことができませんが、実際に動く元となっているのは車輪です。これは「文章」にあたります。極端な話、地面を蹴ってでも自転車を動かすことはできますが、より効率よく動力である足の力を車輪に伝える働きをする、それがペダルであり、チェーンです。文法はペダルであり、チェーンは古典常識でしょうか。
これらが備わって、はじめて自転車がすいすいと進むように、古文の文章もらくに読めるようになります。でも、それはあくまで「読み進めるための道具」であって、最終目的ではありません。そして文法はひと通り知識をつけたら、文章を読む上で、それを使いこなすことが重要です。
決してメインではない「文法の勉強」で、つまずいたり、古文を嫌いになったりしないで下さい。入試で得点しやすいのも、漢文、古文です。
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