東京大学の真ん前に
この古くて
そのくせなんとなく懐かしさを覚える喫茶店があるのです。
未来の日本を語ったり
文学を論じたり
ときに、下宿先の美しい女性に恋をし
その胸の苦しさを
1杯のコーヒーに溶かしたりしたのでは…
なんて想像たくましくできる
狭くて、だけど妙に落ち着けるお店です
帝大生なんて書きましたが
ごめんなさい、いつからやっているのか知りません
でも
正直、あまり美味しくないコーヒーから
このようなお店がまだ残っているという驚きへと
想像が飛躍してしまうわけで
それが値打ちといえると、思ってます