日々診療している中で感じることは、
超高齢化を迎えるにあたって、
一人ひとりの生活や心情に配慮する医療が
これからは必要であろうと考えます。
歳を重ねて体のあちこちが痛くなり、
この先さらに衰えていくという不安…
だんだん身の回りのことが億劫になっていき、
できなくなってしまう不安…
周りの家族に迷惑かけまいと、
無理をしてまた痛みを出してしまう状況…
介護の不安、経済的な不安…
それは、
何年か先に私自身に降りかかってくる問題でもあり、
恐らく私たちを取り巻く環境は
今よりもっと厳しいものになるでしょう。
我々医療に携わる人間としては、
その方の時代背景や生活史に
裏打ちされた価値観や心理を
会話を通じてよく知り、
それらを踏まえた
きめ細やかな医療を
提供する必要があります。
当院は開院当初より、
「患者様のお話をじっくりていねいに聞く」
「会話を通じて笑顔になってもらう」
という基本方針を貫いてまいりました。
そのため待ち時間は長いかもしれませんが、
大変多くの方に来院していただいております。
今後も決してブレることなく、
地域の皆様に必要とされる医療法人を目指して
職員一同邁進してまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。