イタリアン・イタリア料理
高槻市駅から徒歩2分(150m)
阪急の高槻駅の北端に面した、打ちっ放しの建物の一階がそのイタリアンだ。三角形の形のままの店内は、階段(どこへ続いているのか?)の奥にテーブル席があるようで、ご婦人たちの談笑が聞こえた。 棚には各種リキュールが、テーブルにはシングルモルトが並ぶ、そのカウンターでランチを頂くことになった。 前菜はミスト。 生ハムの幾種、カポナータ、帆立のマリネ。 帆立のマリネは生のレモン汁が注がれての、爽やかな香りと酸味が広がる。カポナータは冷製だが、別の酸味を強く主張した前菜らしい一品だった。 メインはなく、次はパスタで終わり。(ドルチェも頂きました) ホウレンソウとベーコンのトマトソース。 こちらも酸味を強調したトマトのソースもまずまず。ベーコンと言うものの、ちゃんとしたパンチェッタが小片としてパスタに混ざり、先に脂と香りをフライパンで出させてから織り交ぜたソースの味わいにも、その存在をしっかりと示してくれる。 このパスタの特筆はなんと言っても、その麺である。 生の表面の抵抗感(存在感)とともに、柔軟ながら一気に歯切れていく食感が面白い。ただ若干縮れたところもあるのだろう、全体として、イタリアンのパスタというよりも、つけ麺で食べるラーメンに近い。トマトのソースとの奇妙な違和感もそのためなのだろう。 シェフの手打ちではなく、要望を説いて製麺店と作り上げたものだそうだ。ある意味ちょっと癖になってしまう食感が口に残る。麺の太さに応じたソースのとろみ具合も悪くなく、そのあたりの基本は違えていない。 若いシェフは他店の修行経験もなくも自己流とのこと。元々の夜のバール仕様が、ランチを初めて数週間でまだまだ戸惑うところがあると言う。 基本はアルコール主体の店になるのだろうが、確かに、小腹を空かした所にこのパスタもまた愉快かなと、気楽な店としての存在も意識した午後となった。
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富田駅(大阪)から徒歩12分(910m)
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