和食 燦々

渋谷の喧騒を抜け、宇田川町の落ち着いたエリアにある「燦々」へ。和の趣が感じられる店内は、温かみのある照明と木のぬくもりに包まれ、カウンター席からは店主が料理を仕上げる様子を間近で楽しめます。

この日は、福井出身の店主が手掛けるこだわりの創作和食を堪能。まずいただいたのは「鴨の生ハム」。しっとりとした食感に、ほどよい塩気と鴨の旨味が凝縮されていて、噛むほどに深い味わいが広がります。続いて登場した「蓮根のきんぴら」は、シャキシャキとした歯ごたえに甘辛い味付けが絶妙。シンプルながらも素材の良さが引き立つ一品でした。

メインに選んだのは「越前おろし蕎麦」。細めの手打ち蕎麦にたっぷりの大根おろしがのり、さっぱりとしたつゆと絡めると、つるっと喉越しの良い一杯に。さっぱりとした風味の中に、蕎麦の香りがふんわりと広がるのが心地よい。

ドリンクは、福井の地酒を中心に揃っており、お料理とのペアリングを楽しめるのも魅力。今回は店主おすすめの冷酒をいただきましたが、キリッとした飲み口が料理を引き立ててくれました。

落ち着いた空間で、季節の食材を活かした料理をじっくり味わえる「燦々」。渋谷でちょっと特別な和食を楽しみたい時に、また訪れたくなるお店でした。