口コミ
富山ライトレール富山港線に乗って東岩瀬か競輪場前で降ります。どうせなら競輪開催日に行ってみるのも面白いかもしれません。競輪場の雰囲気と岩瀬の町並みの雰囲気のギャップが面白いです。
さて蕎麦屋のはなしです。盛期にはすぐ売り切れるので電話で予約していった方が無難です。裏に駐車場があります。元は材木問屋だったそうで重文指定されそうなたいそうな店構えです。
当の主人は至って飄々とした人物で、その人柄にひかれるようにほかの国も含めいろんなところから蕎麦好きが集まってきます。
冷蔵の日本酒ケースには向かいの舛田酒造の満寿泉(ますいずみ)が入っていて、セルフで猪口に注ぎます。本醸造から特別大吟醸まで、猪口の大きさもバラバラなのに一杯200円という勘定です。どうなっているのでしょうか?
酒のあては、畳鰯、福井の塩うに、背黒のめざしなどがあります。
蕎麦には二八と生粉打ちの田舎があり、つゆは普通のほかにおろしととろろがあります。
ここの蕎麦は20年ほど前に自分の蕎麦に対する基準のようなものを示してくれました。それからいろいろなところで蕎麦を食べてきて、蕎麦の概念が広がることはあっても、未だにその基準が入れ替わることがありません。
評価は二分されるようです。蕎麦切りに似て非なるものを蕎麦であると世の中が認識しているためだと思います。私も立ち食いの蕎麦はよく食べますし、これも蕎麦である、と思います。同時に基準からはこれくらい離れてるなあ、と思うのです。桜島フェリーのてんぷらそばが一番離れてたなあ。
蕎麦羊羹も甘さ控えめでおいしいです。
手が空いてくると元フォークソング部の主人がKヤイリのギターをつま弾いたりピアノやドラムをたたいたりしています。そして混浴への情熱を語るのです。
富山の観光スポット注目のルーキー、岩瀬の町並みにある蕎麦屋です。
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