遠灯庵

ジャンクフードだ、ファストフードた、コンビニ弁当が好きだとか、専らファミレスで満足している「ただ単に空腹を紛らわす為に食べる」様な方々はご遠慮なさった方が。このお店はお料理を、「観て」「感じて」「味わって」…を愉しむお店。かといって決して敷居が高いお店ではない。業界重鎮であるオーナーシェフが自らホールに出向く。イタリアンのマダムを彷彿する奥様のホスピタビリティもお店の格を感じさせる。お料理は月替わりの和洋創作料理。全体的には…女性なら「かわいい!」と漏らすであろう繊細でキュートな盛り付け。味は更に繊細だ。口にして味わって、全てがキャッチーだ。どのように、どうしたら、どうやって、この味を作るのか…考える愉しみが。「食を愉しむ」のが好きなら、しのごの言わず。自称グルメならとやかく言わず。お料理が映えるお皿や器のチョイス。お料理日本合わせたお皿の温度。全てが行き届いている。
ランチ、ディナー共にレシピは共通。
宮大工が施工した落ち着いた雰囲気の外観構造、内装もとても30年前の意匠とは思えない程重厚さを維持している。カンツォーネが流れる店内。大事な女性をお連れすれば男性なら「格」が上がる事請け合いだ。自分へのご褒美、ハレの席、記念日、女性同士のお食事会…使わない手はない。ロケーションが郊外。知り合いに会う事もなかろう。近頃、運ばれてくるお料理を、携帯でパシャパシャ撮る輩が増えたが、この店では控えた方がいい。あなた以外にそんな行為をしているゲストはいない。この店のゲストは、「観て」「感じて」「味わって」、それを言語化して表現出来る方々ばかりだ。画像を見せないと第三者に「良さ」を伝えられないグルメ音痴なら引き返す事をお勧めする。この店の料理はゲストに対して最大限の敬意を以って、あなたの目の前に運ばれて来る。こちらも敬意を以って還すべきだろう。

ランチとディナー、レストランパーティーでも御呼ばれしてお食事をしたことがあります。
前菜から、まず見た目で堪能…そして、意外な食材や季節の旬のものを上手に使って、食べる人を楽しませる、会話が弾む。
必ず出る、ビーフシチューこれを食べないと帰れません。
友人知人に一度は食べさせたいお店です！

投稿者

しょうちゃん

投稿日

2014/06/14

遠灯庵

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