学園ラーメン

かつて銀座で愛されたニューキャッスルのカライライスが、今は中央線沿いのあるラーメン店で味わえることになりました。ニューキャッスルの閉店は多くのファンにとって衝撃的なニュースでしたが、その名物料理をこのラーメン店で再び楽しめると知り、期待を胸に訪れました。

注文したカライライスは、その辛さと味わいで、かつてのニューキャッスルを思い起こさせます。中盛りの「新宿」（700円）や大盛りの「神田」（900円）など、中央線と山手線の駅名を冠したサイズ名がユニークです。かつてニューキャッスルが京浜東北線の駅名を使用していたこととは異なる趣向ですが、その伝統を感じさせる工夫に敬意を表します。

このカライライスの辛さは、従来のカレーとは一線を画すもので、その激しさには驚かされます。ただの香辛料の辛さではなく、ニンニクや香味野菜の強烈な味わいが、その奥深さを物語っています。湯気で目が染みるほどの辛さは、文字通りの「カライライス」を体現しています。

辛さを苦手とする私には少々手強い挑戦でしたが、上にのった半熟玉子を混ぜることで、辛さが緩和され少しは食べやすくなりました。しかし、辛さを楽しむことができる方には、このカライライスはまさに絶品です。

ニューキャッスルの伝統を受け継ぐこのカライライスを提供するラーメン店は、中央線沿いに新たな名所として注目されることでしょう。激辛料理を愛する方はもちろん、日本の食文化に興味がある方にも、ぜひ一度訪れてみていただきたいお店です。