口コミ
品川駅から徒歩圏内、街の一角にひっそりと佇む「山形屋食堂」は、昭和の趣を色濃く残す老舗の和食食堂。木のテーブルに昭和レトロなガラスの引き戸、飾らない雰囲気が逆に心をほどいてくれる、そんな落ち着いた空間だ。
この日は定番の「焼魚定食（サバ）」を注文。出てきたサバは皮がパリッと香ばしく焼かれており、脂がのっていて身はふっくら。添えられた大根おろしと一緒に食べると、さっぱりとしてごはんが止まらない。
小鉢にはひじき煮と冷や奴がついてきて、どれも家庭的な味つけでじんわり優しい。味噌汁は出汁の香りがしっかり効いていて、具材もたっぷり。ほっと一息つける味わいに、思わず食卓を囲む温もりを感じる。
カツ丼や親子丼といった丼もの、煮魚や生姜焼きといった定食メニューも豊富で、常連さんの多くがそれぞれのお気に入りを持って通っているのも頷ける。
どの料理も奇をてらわず、ただ真面目に“美味しいごはん”を出してくれる。そんな山形屋食堂は、忙しい日常の合間にふと立ち寄りたくなる場所。また次は、煮魚定食で白ごはんをしっかり味わいに行きたい。
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