めまい、睡眠時無呼吸症候群に対するCPAP管理を中心としたクリニックです。最も力をいれているのは「めまいの診断と治療」です。院長は熊本大学耳鼻咽喉科にてめまい外来を長年担当しておりました。常に臨床的データーを集積し論文としております。各論文の内容につきましては、関連施設である松橋耳鼻咽喉科内科クリニックHPをご参照ください。2021年には小児めまいの論文、椎骨脳底動脈循環不全と肩こり治療の必要性についての論文を報告しております。最近は、2017年に疾患定義が確立された「持続性知覚性誘発めまいの治療」についての臨床研究を積極的に行っております。2022年7月には「持続性知覚性姿勢誘発めまいに対する少量セロトニン吸収阻害剤による治療についての論文. 耳鼻と臨床 68巻4号: 251-257, 2022」、2023年1月には同疾患のサブタイプごとの治療を検討した「持続性知覚性姿勢誘発めまいのサブタイプごとの少量選択的セロトニン再取り込み阻害剤についての検討. 耳鼻と臨床 69巻1号: 16-25, 2023」が掲載されております。今後も論文をまとめ、適時報告させていただきたいと思います。睡眠時無呼吸症候群についてもCPAP使用継続における鼻閉に対する手術の必要性や、CPAP管理中に大動脈弁疾患や心不全をCPAP使用中の経過データーから早期に発見し、治療に結びつけることで、睡眠障害と循環器疾患との橋渡しをおこなっており、これらについても論文にして発表しております。
直近では、論文「自動的持続陽圧呼吸療法(auto continuous positive airway pressure)管理中に低呼吸指数の上昇とチェーンストーク呼吸を来し、陳旧性心筋梗塞と慢性心不全が判明したため、順応性自動制御換気(adaptive servo-ventilation)を導入した睡眠呼吸障害の1例. 耳鼻と臨床 68巻1号: 61-68, 2022」を発表しております。