すねの痛みは要注意!シンスプリントの原因と対策
部活動やランニングで練習量が増える時期に、すねの内側が痛くなることはありませんか?その症状は「シンスプリント(内側脛骨ストレス症候群:MTSS)」かもしれません。
シンスプリントは、ランニングやジャンプ、ダッシュなどを繰り返すことで、すねの内側に痛みが生じるスポーツ障害です。特に急激な練習量の増加や長時間の運動によって発症しやすく、放置すると疲労骨折につながる可能性もあります。
科学的に考えるシンスプリント対策
近年の研究では、シンスプリントは「痛みのあるすねだけ」の問題ではなく、足部や股関節を含めた下肢全体の機能が関係していることが示されています。
研究では、ストレッチや筋力トレーニングなどの運動療法を行うことで、足部の姿勢や身体機能の改善がみられました。また、股関節外転筋のトレーニングを行うことで、骨盤の傾きや膝が内側に入る動きの改善も報告されています。
そのため、シンスプリントの改善や再発予防には、足部から股関節までを含めた全身の動きを評価し、適切な運動療法を行うことが重要と考えられています。
おすすめのセルフケア
1,運動量を調整する
痛みが強い時は無理に運動を続けず、負荷を一時的に軽減しましょう。ランニングをウォーキングや自転車運動へ変更するなど、症状に応じた調整が大切です。
2,下肢全体を鍛える
カーフレイズ、前脛骨筋トレーニング、片脚立ち、スクワットなどを取り入れ、足部から股関節までの機能向上を目指しましょう。特にスクワットでは、膝が内側に入らないよう意識することがポイントです。
3,股関節の筋力を強化する
クラムシェルなどの股関節外転筋トレーニングは、骨盤や膝の安定性向上に役立ちます。痛みのない範囲で継続して行いましょう。
まとめ
シンスプリントは、すねの痛みだけに注目するのではなく、足部・膝・股関節・骨盤を含めた全身の動きを整えることが大切です。痛みを我慢して運動を続けるのではなく、適切に運動量を調整しながら運動療法を取り入れることで、症状の改善や再発予防が期待できます。
また、安静にしても痛みが改善しない場合や痛みが強い場合は、疲労骨折などの可能性もあるため、早めに医療機関へ相談しましょう。