日本では男性の最も多い痛みは腰痛で、その次が肩こり。女性では肩こりが最も多くの悩みになっています 。
デスクワークや家事、休憩中など、肩がこったなと感じる人がとても多いのが現状です。
主な原因
姿勢のゆがみ:顔が前に出ていたり巻き肩になると、肩まわりの筋肉が硬くなりやすくなります。
冷え・血行不良:筋肉に酸素や栄養が届かず、老廃物が停滞しやすくなります。
さらに、ストレスや眼精疲労なども肩こりを引き起こす要因です。こまめな疲労ケアが重要です。
ランダム化比較試験の成果では、3か月以上首・肩の痛みがあるオフィスワーカーを対象に、日々のストレッチ(週1~2回+自宅で週2回)を4週間継続した群では、ストレッチしない群と比べて、痛みの軽減・首機能の向上が有意にみられました 。
頻度としては「週3回以上」が機能向上に影響し、持続すると慢性的な痛みが抑えられることが示されています。
自宅でできる!簡単肩こりケア
① ストレッチ(各15~30秒キープ)
僧帽筋上部:目線は右肩を向き、右手で左肩を下に押し下げる。
斜角筋:右手で頭の上から左側頭部を触り、引っ張る。
頸部伸筋群:両手を組んで後頭部に置き、手の重さだけで首を前に倒す。
筋緊張がほぐれ、血流が促進される
柔軟性が向上し、こわばりやコリ感が軽減する
→ 結果として、動きやすさや快適さが広がります。
② トレーニング(各10~20回×3セット)
ロウイング:タオルなど長細いものを胸の前で両手で持ち、脇をしめて肩甲骨を寄せるように肘を後ろに引きます。10~20回×3セットほど行いましょう!
スーパーマン:手を挙げた状態でうつ伏せで寝転がり、両手を地面から持ち上げます。この姿勢を15~30秒キープ×3セットほど行いましょう!
日常に取り入れるヒント
1.毎日10分の時短習慣でも効果あり!
2.デスクワーク中は姿勢のチェック+定期的な休憩とストレッチをおすすめ
3.冷えや血行不良には、軽い運動や入浴で筋温を上げるケアを
肩こりの主な原因は姿勢のゆがみ・血行不良・ストレス・眼精疲労
頑固なコリや痛みに対しては整骨院・接骨院などの施術も有効です。
毎日の習慣に変化を加えることが、肩こりの軽減に繋がります。
少しずつ運動を取り入れていきましょう!
