【産後ケアの第一歩!骨盤底筋トレーニングの重要性】
出産後、女性の体は大きく変化し、特に骨盤底筋は大きなダメージを受けます。これにより、尿失禁・骨盤臓器脱・腹直筋離開などのトラブルが起こりやすくなりますが、正しい時期に骨盤底筋トレーニングを始めることで、リスクを大きく軽減し、体と心の回復、生活の質(QOL)向上に繋がります。
骨盤底筋トレーニングには以下の効果が医学的に認められています。
① 尿失禁・臓器脱の予防:トレーニングにより尿失禁は約37%、骨盤臓器脱は56%のリスク減少が報告されています。
② 筋力・持久力の向上:週1回の専門指導で、骨盤底筋や肛門括約筋が強化されます。
③ 腹直筋離開の改善サポート:腹部の安定性が高まり、間接的に回復を助けます。
④ 姿勢・体幹の安定化:体幹を支える重要な筋群との連携で、腰痛予防にも効果的。
⑤ メンタルケア:体型変化や尿漏れによるストレスを軽減し、産後うつの予防にも。
トレーニングの開始時期は「早すぎず・遅すぎず」が鉄則です。
🔹産後1ヶ月は安静第一。呼吸法や軽い収縮からスタート。
🔹1.5~2ヶ月で痛みが落ち着けば負荷を徐々にアップ。
🔹3~6ヶ月はトレーニングのベストタイミング。回復の効果が高まりやすい。
🔹6ヶ月以降も決して遅くありません。継続が大切です。
トレーニング方法としては、ケーゲル体操を基本に、呼吸法との連動や正しい姿勢の維持、専門家の指導を取り入れることで効果が高まります。特に8〜12週間以上の継続が推奨されており、日常生活の中で取り入れると無理なく続けられます。
骨盤底筋をしっかり鍛えることで、産後の体調不良を防ぎ、心身ともに健やかな毎日を取り戻しましょう。
