通勤時間やお料理中など、ついつい下を向いた姿勢を取ってしまうことは多いのではないでしょうか?その姿勢が頭痛を生み出す原因になってしまっているかもしれません。
今回のブログでは、頭痛に対する鍼でのアプローチをお話します!
頭痛のタイプ
一般的な頭痛は2種類に分類されます。
1.筋緊張型頭痛
姿勢不良やストレス、眼精疲労などで首や肩の筋肉が固くなることによって起きる、最も一般的な頭痛です。
2.偏頭痛
睡眠不足や天候、ホルモンバランスの乱れが原因となります。片側に強い痛みが出る場合が多いです。
鍼をうった場合こんな効果が考えられます!
✅内因性オピオイド系の活性化
エンドルフィン、エンケファリン、ダイノルフィンといった物質が脳内で働き、自然な鎮痛効果を発揮する。
✅ セロトニン・ノルアドレナリン系の関与
血管の過活動や痛みの信号を抑える効果があるので、鍼によって分泌が増加することによってその効果が高まる。
✅ 筋肉の緊張緩和・血流促進
原因となる頸肩の筋の緊張を緩めることにより、血流が促進され痛みの程度が落ちる。
筋肉が緊張した状態を減らすことは、手軽にできるセルフケアとなります。
具体的に、実践しやすい方法を3つご紹介いたします。
1, ストレッチ
筋の緊張を緩め血流も促進されることにより、筋緊張型頭痛が起きにくい状態を作る
2, 温める
ストレッチと同様、緊張を緩め血流を促進し、頭痛が起きにくい状態を作る。
3, 姿勢に気を付ける
頭が前に出ている姿勢や猫背などは、首の後ろ側の緊張が強くなるため頭痛が出やすくなる。なるべく重心位置を身体の中心から離れないようにすると良い。
デスクワークやスマホなどで長時間同じ姿勢が続きやすいので、日々のケアがとても重要になります。
頭痛を放っておくと、症状の緩和までに時間がかかることが多いので、なるべく早めにご相談ください!
引用文献
(1) Available at: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27092807/
