営業時間
- 本日の営業状況
- 9:00〜16:00
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 | |
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9:00~16:00 | 休 | 休 |
口コミ
姶良市加治木町、高速道路のインターチェンジと国道10号を結ぶ幹線は、日頃から多くの車が行き交う場所です
その道沿いに、まるで時が止まったかのようにひっそりと佇む一軒の古民家的なお店があります
ここが、今回の蕎麦屋です
朝9時から暖簾を掲げるという、この界隈では稀有な存在
朝の光が差し込む時間に、打ち立ての蕎麦を手繰れるというのは何とも贅沢な体験でしょう
店の前に立つと、周囲の喧騒から切り離されたかのような静けさを感じます
古びた看板や暖簾が醸し出すオーラは、一見の客を少しだけ躊躇させるかもしれません
その暖簾をくぐると、そこには唯一無二の空間が広がっていました
店内に入ってまず目を奪われるのは、左手にある土間のような調理場です
そこに鎮座するのは、まるで昔話に出てくるかのような大きなかまど
麺を茹でるための大きな羽釜や、店の命とも言える出汁の鍋が並び、店主が一人、静かにその場を守っています
会計もこの場所で行うという、無駄のない動線に店の歴史を感じます
奥にはテーブル席と、さらにその奥にはゆったりとした小上がりの座敷があり、見た目以上に広い空間です
かつては倉庫か作業場だったのではないか、そんな想像を掻き立てる梁や柱が、この店の空気感を作り上げていました
壁に掲げられた品書きは、「天麩羅うどん」「天麩羅そば」「めし」の三つのみ
この潔さに、店主の揺るぎない自信が窺えます
迷うことなく、暖簾にもその名が染め抜かれていた「天麩羅そば」をお願いしました
ほどなくして運ばれてきた一杯は、実直そのもの
やや浅く大きな丼に、堂々としたかき揚げが鎮座し、その上には青々としたネギが彩りを添えます
丼から立ち上る出汁の香りが、ふわりと鼻腔をくすぐりました
まずは、琥珀色に澄んだ汁を一口
関西風を思わせる出汁の風味がしっかりと感じられ、それでいて鹿児島の蕎麦にありがちな強い甘さは抑えられています
キリリと輪郭の立ったこの味わいは、蕎麦の風味を最大限に引き立てるための計算でしょう
これならば、白飯との相性も抜群に違いありません
そして主役の蕎麦
手打ちの十割と聞いて、少し身構えて啜りました
この土地の十割蕎麦は、素朴で切れやすいものが多い印象でしたが、ここの蕎麦は良い意味で裏切られます
つなぎに何か秘訣があるのでしょうか、まるで二八蕎麦のように滑らかで、しっかりとした歯応えとのど越しを楽しむことができました
かき揚げは、ごぼうの風味が豊かで香ばしいもの
揚げたて熱々というわけではありませんが、それがかえって汁によく馴染み、味わいに一体感を生み出しています
これもまた、店主の狙いなのかもしれません
添えられた大根の漬物が、良い箸休めになります
当地の食文化に根差した、ささやかながらも心憎い演出です
1100円という価格は、日常の昼食と考えると少しだけ贅沢かもしれません
しかし、この独特の空間で、丹精込めて作られた他にはない一杯を味わう時間には、その価値が十二分にあると感じました
昔ながらの空間で、本質を追求した蕎麦と向き合う
たまには、このような豊かな食事の時間も良いものです
ごちそうさまでした
場所は姶良市の加治木インターチェンジの近くにあるそば屋さんです。お店の佇まいを見ただけで老舗というのが分かるお店で、メニューは天ぷらそばとうどんめしのみで、おすすめは暖簾にもそばの文字があるようにそばです。おそばは田舎そば特有の食感で、だしがこのお店でしか食べることのできない文字で表現するには難しいとてもやさしくおいしいつゆです。これからも通いたいお店です。
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概要
店舗名
だいこくや
大黒屋ジャンル
電話番号
住所
アクセス
- 最寄駅
- 加治木駅 から500m (徒歩7分)
- バス停
- 農協前から56m (徒歩1分)
営業時間
- 営業時間/定休日
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月
- 9:00~16:00
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火
- 9:00~16:00
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水
- 9:00~16:00
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木
- 9:00~16:00
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金
- 9:00~16:00
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土
- 9:00~16:00
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日定休日
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祝定休日
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- 最終更新日