腰痛は、全世界で最も多くの人に影響を及ぼす慢性疾患のひとつであり、その多くは「原因が特定できない非特異的腰痛」。従って、「万能の治療法」は存在せず、運動療法・セルフケア・心理社会的支援を含めた包括的ケアが主なアプローチです。と世界保健機構も発表しています。
2020年には世界で約 6億人、2050年には約8億人に増加すると推定されています。腰痛は世界で「障害」の最大要因となっています。
腰痛の約90%が「非特異的(病変や画像所見で説明できない)」とされ、明確な構造異常などが見つからないことが多いです。
最近では世界保健機構が、国際ガイドラインで、非手術的アプローチ(運動、理学療法、心理療法、教育など)を基本とすることが明示されています。ただし、腰痛はひとつの病気ではなく、生物学的要因+心理社会的要因+行動要因が複雑に絡み合っており、再発・慢性化が多いことが特徴です。
なぜ「腰痛=多くが原因不明」か?
明らかな疾患や怪我に起因する場合は「特異的腰痛」。しかし、85〜95%の腰痛では、明らかな損傷や炎症が確認されず、「どこが痛みの原因か」を特定できません。このため、画像所見だけに頼るのではなく、動き・生活習慣・心理状態・社会環境など多面的に評価することが重要です。
【注意点】
・「非特異的腰痛」という診断自体が「原因不明」を意味するため、再発・慢性化しやすい。単一の治療で根本解決は難しい。
・画像異常があっても、必ずしも痛みの原因とは限らない。逆に画像で異常がなければ安心というわけでもない。
・運動やセルフケアは有効だが、どの運動が、どの頻度で、誰にに最適かは個人差が大きく、「万人向けプログラム」は存在しない。個別評価・調整が必要。
【腰痛との向き合い方】
腰痛は「多くの人にとって避けがたい人生の伴侶」です。しかし、「痛みの原因や構造的異常の有無」に固執するあまり、過剰医療や不必要な手術に陥るリスクがあります。現在の国際的知見は、「痛みを完全に消す」のではなく、「動きや生活の質を取り戻す」ために、身体・心・生活環境を含めた包括的アプローチを推奨しています。
当店では、「筋膜調整」「セルフケア」「運動」「生活習慣」を包括的に捉えて腰痛へアプローチします。お体の状態に合わせて対応させて頂きます。
参考
世界保健機構(WHO)資料