口コミ
西武柳沢駅から富士街道を東へ進み、お地蔵さんが立つバス通りとの交差点を少し線路方向に曲がったところにある「相馬」。このお店は、福島県相馬出身のお母さんと息子さんが営んでいます。住宅街に位置し、メインの通りから少し外れた場所にありながらも、3年続いているのは素晴らしいことです。
店内には相馬野馬追いのポスターが貼られており、地元を気遣うお母さんの思いが伝わります。相馬の食材は風評被害の影響で使用が難しいこともあるそうですが、日本酒には相馬ブランドの「夢そうま」があります。すっきりとした味わいで、料理の味を邪魔しない飲みやすいお酒です。
この日は他にも、福島の「金澤屋特別純米」、山形の「杉勇特別純米」、宮城の「掌」など、東北地方の日本酒を楽しみました。70mlグラスで一杯550円から700円ですが、お母さんの気前の良い注ぎ方で、実質1.8杯分楽しめました。
料理も充実しており、刺身類や串焼き、中華料理まで揃っています。今回は、のどくろの小さいものの塩焼き（380円）をいただきました。一夜干しで旨味がしっかりと感じられ、お酒が進みます。また、牡蠣とホタテのバターしょうゆ焼き（650円）は、牡蠣が6粒にホタテが3個とボリューム満点で、お酒のアテにぴったりです。
牛すじ煮込み（540円）も量が多く、トロトロで甘辛の醤油味がしっかり染み込んでいます。ご飯にかけて食べたくなる一品です。別の日にいただいた鮪カマの塩焼き（450円）も大きなサイズで食べ応えがありました。
ボリュームたっぷりの酢豚や麻婆豆腐など、600円台で提供されるメニューもあり、お腹が空いているときにはぴったりです。料理は和風を基本にしており、中華料理の技術をアレンジ程度にとどめるくらいが、このお店に合っていると感じました。
温かい雰囲気と美味しい料理が楽しめる「相馬」。次回の訪問も楽しみです。
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