晴れない日々が続いた7月だったなと思ったら、30℃超えの日々で夏バテまっしぐらの8月。
そんな暑さの中、皆さんはしっかり汗をかいていますか?
「汗なんてかきたくない!」という声が聞こえてきそうですが、体が熱くなった時にしっかり汗をかけないと、体温調節が出来ずに熱中症になってしまいます。
汗が体の表面から気化する時に、一緒に熱を奪って下げてくれるのです。
汗をかくのが大切だと知っていただいた上で、皆さんは、
汗をかくための水分は体の中に足りていますか?
体温を下げられないと生命維持に関わるため、あなたの体はどうにかして汗をかくための水分を用意しようとします。
では、一体どこから水を用意すると思いますか?
答えは全身の筋肉です。
筋肉の60%以上は水分で出来てるため、体の中の貯水タンクみたいな働きもしています。
しかしその水分は、本来なら筋肉を柔軟に維持するために使いたいもの。
その水分を生命維持に使われてしまうと、筋肉は水分を抜かれたパサパサな状態になってしまいます。
柔軟な筋肉が「鶏のササミ肉」水分を抜かれた硬い筋肉を「ビーフジャーキー」をイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません。
硬い筋肉は状態が悪く、こむら返りになりやすかったり、動きが悪くなったり、痛みが出やすかったり、体の不調の原因になってきます。
こんな状態の筋肉にしないためにも、水分補給が大切になってきます。
当院ではお体の状態を良くする上で、1日に飲む水の量を重要視させて頂いています。
季節や気温、湿度、その人の体格や仕事内容、生活パターンなどで1日に必要な水の量が変わってきます。
ちなみに成人された方の夏場での水の摂取量の最低ラインは2.5リットルです。
熱中症を防ぎ、状態の良い筋肉を維持するためにも、水をたくさん飲んで夏を乗り切りましょう!
