イフウライビジュツカン
博物館・美術館
方谷駅から3.3km
美術館名通り猪風来(いふうらい)という方の作品を大量に展示した美術館です。全く知らない方でしたが縄文造形家というこちらも初めて聞くジャンルに興味をひかれました。展示品を見てみると、なるほど縄文時代を思い出させるような捻りを多用した独特の造形品が多数ありました。ただ縄文要素はあるものの、どちらかというと岡本太郎的な現代アートっぽい感じが強かったです。展示室は5つに分かれていてそれぞれテーマが分かれて作品が置かれています。最初は生命の根源。妊婦を模した造とかが中心でした。ここの造形が一番シンプルで縄文らしさが強かったです。2番目は焼物やタペストリーといったちょっと他とは変わった分野。焼物は縄文っぽさがありましたがタペストリーは完全に現代アートの領域でした。3番目は彩色した作品かつ非常に複雑な造形の作品ばかり。なんでもスペインの技法らしいです。独特の造形が魅力的ですしやはり色がつくと魅力が増しますね。4番目のテーマは喜怒哀楽ということで鬼や芸人をテーマにした作品が多数。特に鬼の造形は見事で風格と迫力がありました。最後は神羅万象ということで部屋自体が一つのアートのようになるように作品がちりばめられていました。また通路や吹き抜けには本物の縄文土器を真似して作った作品が並んでいたりしてとにかくどこを見ても作品、作品。一人でよくこれだけ作れるなと感心しました。料金は大人400円。ちょっと変わった芸術が見たいという方にオススメです。
猪風来美術館
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