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血糖値が高い状態が続くと、全身に様々な糖尿病合併症（網膜症、腎症、神経障害、脳梗塞、狭心症・心筋梗塞、閉塞性動脈硬化症など）を認めることがあるため、「合併症の予防」が糖尿病の治療の一番の目的です。
血液検査で空腹時血糖値 126mg/dl以上、75g経口ブドウ糖負荷試験（OGTT）2時間値 200mg/dl以上、随時血糖値 200mg/dl以上、HbA1c 6.5%以上を指摘されている場合には糖尿病の疑いが強くなり、再検査や治療が必要になります。 （1）“糖尿病の疑い”の場合、血糖値・HbA1cの再検査もしくは糖負荷試験を実施します。生活習慣の指導（食事療法・運動療法の指示）を行い、３～6ヶ月後の再検査を指示する場合があります。 （2）血糖コントロールが“不可”（空腹時血糖値 160mg/dl以上、食後2時間血糖値 220mg/dl以上、HbA1c 8.4%以上）の時は、生活習慣の指導に加えて内服治療を開始する場合があります。 （3）特に著明な高血糖（空腹時血糖値 250mg/dl以上、随時血糖値 350mg/dl以上）または尿ケトン体陽性の時は、インスリン治療が必要になる場合があります。
高血圧症の治療（薬物療法、食事療法、運動療法）に対する疑問や質問がある方は、相談を随時受け付けておりますので、お気軽に窓口までお問い合わせください。
高血圧症の患者様の診療を行う場合は、Ⅰ度高血圧（140〜159/90〜99mmHg）、Ⅱ度高血圧（160〜179/100〜109mmHg）、Ⅲ度高血圧（180/110mmHg以上）の血圧分類と、脳心血管リスク（糖尿病、慢性腎臓病、臓器障害/心血管病）の有無に応じて、対応します。 場合により二次性高血圧の有無を確認し、生活習慣の指導（食事療法・運動療法の指示）を行ないます。病状により、①薬物治療、②1ヶ月間の血圧測定、③3ヶ月間の血圧測定のいずれかを指示します。
当施設の通所リハビリを続けることで、身体状態の改善を認める方も多く、利用者の機能向上に効果があるデイケアとして「事業所評価加算」を認可されています。
当院に併設する介護老人保健施設平成ドリーム館には、多数の専門職が在籍しているのが特徴です。多職種協働で各々の利用者に応じた目標と支援計画を立て、必要な医療、看護、介護、リハビリテーションが一体となったサービス（通所リハビリテーション、長期入所、短期入所）を提供しています。 通所リハビリにおいては、介護士・介護福祉士・看護師に加えて、専門の職員（理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・健康運動指導士・認知症ケア専門士）を配置し、運動器機能向上リハビリ・認知症短期集中リハビリ・個別リハビリにも力を入れています。医療機関でのリハビリで利用される専門の電気治療器具、温熱治療器具を多数配置しており、整体マッサージや筋肉トレーニングマシーンも待ち時間なく利用することが可能です。
ピロリ菌（ヘリコバクター・ピロリ）は胃の粘膜に生息している、らせんの形をした細菌です。ピロリ菌の感染による炎症が続くと、慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、萎縮性胃炎を引き起こし、一部は胃がんに進展します。ピロリ菌に関連する疾患の治療および予防のため、ピロリ菌感染症のすべてに除菌療法を受けることが強く勧められています。 ＜除菌療法の対象者＞ ・ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎の患者さま ・胃潰瘍または十二指腸潰瘍の患者さま ・胃ＭＡＬＴリンパ腫の患者さま ・特発性血小板減少性紫斑病の患者さま ・早期胃がんに対する内視鏡的治療後（胃）の患者さま 当院では、内視鏡検査で胃粘膜病変が確認された患者さまに対して、ピロリ菌に感染しているかどうかの検査を行い、ピロリ菌がいる場合に除菌療法（1種類の「胃酸の分泌を抑える薬」と2種類の「抗菌薬」の合計3剤を同時に1日2回、7日間服用する治療法）を開始します。治療終了後、4週間以上経過してから、ピロリ菌が除菌できたかどうか、検査を行い治療効果の判定を行います。
入院患者さまに対しては、365日年中無休でリハビリを実施し、入院する前よりお元気になって退院して頂きます。
当院では患者さまの状態やご希望に合わせて、医療保険の維持期リハビリ、身体機能訓練・消炎鎮痛リハビリ、メディカルフィットネス、介護保険のリハビリ（デイサービス、デイケア）を選択し、必要に応じて何種類か組み合わせて実施しているのが特徴です。また、リハビリだけではなく、脳梗塞の再発防止に非常に重要となる血圧・血糖・コレステロールの管理を、身近で受診や相談が容易なかかりつけ医療機関で一体的に行えることは、患者さまにとって大きなメリットになると考えています。 当院は短期間・長期間の入院・入所が可能な複数の医療・介護施設と老人ホームを併設していることから、病状が悪化した場合を想定してかかりつけ医を変更される方も多くおられます。詳しい診療内容をお聞きになりたい場合には、遠慮なく受付窓口までお問い合わせください。
心大血管リハに必要な人員要件、面積、専門の器具配置などの設備要件を満たしています
当院では心大血管リハビリテーションを実施しております。当院では心臓病に合併する生活習慣病を含めた管理体制も整っていることから、狭心症、心筋梗塞、慢性心不全を持ち、病院からの紹介もしくは患者さまの希望で来院されることが多くなっています。現在の心臓病の主治医の先生と連携をとった上で、当院の担当医・理学療法士・健康運動指導士・管理栄養士・薬剤師がチームとなってリハビリを実施していきます。
