少年
「ねぇコブラおじいさん、笑うってそんなにすごいの?」
おじいさん
「坊や、笑いってのはな……
“宇宙で一番タフなエネルギー” なんだよ。」
少年
「えっ?タフ?」
おじいさん
「そうさ。
もう無理だ~って思ったときでも……
人間が最後まで失わない“パワー”ってのは、実は笑いなんだ。」
少年
「パワーなの?」
おじいさん
「もちろん。いいか坊や、教えてやるよ。
笑うと、まず――」
◆ 1. 心のエンジンが一気に軽くなる
おじいさん
「人間は緊張してると、心がギュッと固くなる。
だがな、笑うと一瞬でスコーンとほどけるんだ。
まるで固着した宇宙船のエンジンが、油を差したみたいにな。」
◆ 2. 体の“めぐり”がグッとよくなる
おじいさん
「大笑いすると、胸のあたりがドッと動くだろ?
あれが体の中の流れを良くしてくれて、
運動後の疲れも取れやすくなる。」
少年
「じゃあ笑ったほうが強くなるの?」
おじいさん
「負けにくくはなるさ。
強敵と競争する時ほど、表情が変わらないやつがいるだろ?
あれは心が整ってる証拠だ。笑いはその近道だ。」
◆ 3. 頭が冴える
おじいさん
「笑うと脳が“ゆるむ”。
この“ゆるむ”って状態がな、実はアイデアとひらめきの宝庫なんだ。
俺もピンチの時はちょっと笑ってみる。
すると――」
(おじいさんがニヤり)
「案外、一撃で形勢逆転できたりするもんだ。」
少年
「そんなの本当にあるの?」
おじいさん
「坊や、宇宙じゃ“あるかどうか”じゃない。
“やってみるかどうか”さ。」
◆ 4. つらい時の盾になる
おじいさん
「笑いは、心のシールドだ。
悲しいことがあっても、笑うことで一歩だけ前に進める。
その一歩が、人生ではでかいんだ。」
少年
「笑うってそんなにすごいんだね」
おじいさん
「そうだ。
宇宙で一番強いのは、“笑って進めるやつ”だよ。」
◆ 最後におじいさんから坊やへ
おじいさん
「坊や、忘れるなよ。
笑いはただ楽しいだけじゃない。
お前の未来を守ってくれる、本物のパワーさ。
これを使いこなせたら――
宇宙だって怖くない。」
「さぁ、笑ってみな。
銀河は意外と、そっちの方が優しいぜ?」