ビストロ・サン・ル・スー

西荻窪のフレンチ、ビストロ・サン・ル・スーさん。
ビルの二階にあって、かわいらしい内装です。
prix fixeなのですが、おいしそうなメニューがいろいろあって迷いましたが
前菜もメインもデザートもおいしかったです♪
パンもおいしくておかわりできて、食べすぎてしまいました^_^;

　このお店が、今の駅付近に移動する前、東京女子大の近くに有った頃からのファンでした。

駅近くなってからは、予約が取れない事も有るお店になりました。
お店にとっては素晴らしい事、と、喜ばなくてはならないのですが..。

ファンになったのは、初めて前のお店に行った時、１５年位前？
東京女子大前。夫婦で赤ワインが、好物で割りと煩い方です。
で、ワイン選び時に、マダムが初めての赤ワインのボトルを、運んでくれ、説明をしっかりとしてくれた事でした。

今の定番「鰺のスモーク」は、当時も、他では一度も食べた事の無い、立派な立派な前菜です。最近も頂きましたね！
前の店より更に美味しい！　進化してます。

どちらもメインは肉にしたので、アペリティフのみは、白の辛口のグラスワインを夫々頼み、さて...肉用のワインは...で、相談。

相談時「信頼出来る！」と思いました。
で、お薦めのままに、お肉と合わせたワインを。何かケルト語みたいな響きの名前のラヴェルでした。それがＢＯＮ！
後で思い出した！「ケランヌ！」コートドローヌ産。

値段から考えて、普通出ないレヴェルのワインで、感動の余り、まだお客様が、少ない時間帯に「この赤！美味しい！で、この値段！」と、反応してたのが聴こえた様で「あれ程、ワインを心から楽しんでくれてありがとう」の挨拶まで頂きました。

それからは上京した両親を、東京の従弟を、色々連れて参上。

お店の雰囲気が、いつも安定してる事で、寛げます。
その上、マダムはパン作りの名人です。パンも目当てで行きます。
三日ほど掛けて作る「本格的天然発酵パン」は、日本では今の処、最高です。
これを越えるパンは、一度だけ、フランス・アヌシーの朝市で買ったパンのみです。赤いほっぺをした娘さんが「あの丘の家で私が焼きました。一週間美味しく食べられます」と。

それと駅近に移転して、以前は夫婦のみで営んでいたのに、テーブル数も増え、若い子；厨房とホールを採用。
いつも、気持ち良いのは、とてもしっかり躾けられており、ホールの青年は、無駄口は全くたたかず、いつも快い緊張感を持って、真摯に応対します。無駄が無く、空きも無く、とても誠実です。

「ミクニ」に５・６回、行きましたがこのレヴェルのボーイさんはいませんでした。マダムの教育が徹底してるのでしょう。

私は、西荻でのフレンチは、此処より他に有りません。
多分、永遠にファンです！

休日、優雅に美味しいフレンチを楽しみたい時はここを選びます。