群落は大正9年に「成東食肉植物産地」という名称で国の天然記念物に指定され、昭和53年に現在の名称に改名されました。成東駅から南東約2キロメートル、作田川に沿う湿地帯となっています。
現在食虫植物8種が確認され、地上の葉の粘毛で虫を捕えるモウセンゴケ、コモウセンゴケ、イシモチソウ、シロバナナガバノイシモチソウや地中の捕虫嚢で虫を捕らえるミミカキグサ、ムラサキミミカキグサ、ホザキノミミカキグサ、水中の茎や葉に捕虫嚢をつけ微生物を捕らえるイヌタヌキモ(絶滅後再生)となっています。
この群生地には、食虫植物の他、ノハナショウブ、コバギボウシなど450種類を超える湿原植物も自生しています。